神石高原町の原爆被害者協議会(福祉協議会)の山本会長から「今後、被爆体験継承が困難になるとして、(私の)周りの人たちに多く読んで戴きたい」として、最終版となる被爆体験集を送っていただきました。

 私の郷里では、今現在、救援に入られて被ばくされた方も含め被爆者の方はそのほとんどが亡くなられています。昭和59年度の死没者の方が最も多くなっています。昭和20年を除いて原爆投下から30年以上経っても被ばく症状が表れるという事でしょう。

 巻末に重松日記の著者でもある「重松静馬」氏の経歴も載せられています。氏は昭和55年に亡くなられています。氏の姪御さんが井伏鱒二の「黒い雨」の主人公の高丸安子(矢須子)さんです。

 

2023年6月14日

船橋市海神:弓場清孝