京都のギャラリースズキで開催中の「散歩の条件」展は、井上明彦、今村源、日下部一司、三嶽伊紗という、興味深い組み合わせによるグループ展でした。
ギャラリーに入ってびっくり。もともと狭い室内が二層に分けられ、さらに手前と奥の部屋が仕切られていて、どう入っていいのか分からない状態!
ベニヤで仕切られた低い入り口をくぐるようにして進むとこんな状態です。
脚立に登って上に上がることができるそうなのですが、天井が近いので、苦しい体勢になってしまいそうで断念。
4人とも知っているのですが、作品はごちゃまぜ状態で展示されていて、キャプションとかも無いので、4人の合作によるインスタレーションというべきでしょう。
写真あり、素描あり、立体あり、油彩あり。どれが誰の作品か、おおよそ見当はつきますが、それらがとても面白い配置で設置されているので、すべてが一体となって刺激的な空間が生み出されている感じです。
「散歩の条件」とは? そんなテーマを考えながら、しばし狭い空間を堪能してしまいました。
地下鉄東西線で「蹴上」から「二条城前」まで移動し、次は京都市芸大アクアで開催中の「岡崎和郎/大西伸明 Born Twice」展へ。これも見たい展覧会だったので、ギリギリセーフ!
こちらは前者とは真逆で、広い空間内に小振りな立体作品が点在していました。
岡崎さんらしい作品です。
こちらもお馴染、大西さんの樹脂でできたトリッキーな作品。
なんとお二人は40歳以上も歳が離れているのだそうです(もちろん岡崎さんが年長)。でも、過去にも2回、二人展を開いているということは、作品の相性というか、共通する着眼点を持って制作しているもの同志ということなのでしょう。確かに、展示風景を見ても、たいへん綺麗にマッチしています。先ほどの「散歩の条件」同様、全体が一つの世界観を提示する展示といえるでしょう。この二人の作品の場合は、現実と虚構、事物と芸術の境界線を行ったり来たりする、その流動性が静謐な空間の中にピリピリとした緊張感を生み出しています。
2つの展覧会とも12月6日までの会期だったので、最後に見られて満足でした。

ギャラリーに入ってびっくり。もともと狭い室内が二層に分けられ、さらに手前と奥の部屋が仕切られていて、どう入っていいのか分からない状態!


ベニヤで仕切られた低い入り口をくぐるようにして進むとこんな状態です。
脚立に登って上に上がることができるそうなのですが、天井が近いので、苦しい体勢になってしまいそうで断念。

4人とも知っているのですが、作品はごちゃまぜ状態で展示されていて、キャプションとかも無いので、4人の合作によるインスタレーションというべきでしょう。

写真あり、素描あり、立体あり、油彩あり。どれが誰の作品か、おおよそ見当はつきますが、それらがとても面白い配置で設置されているので、すべてが一体となって刺激的な空間が生み出されている感じです。
「散歩の条件」とは? そんなテーマを考えながら、しばし狭い空間を堪能してしまいました。
地下鉄東西線で「蹴上」から「二条城前」まで移動し、次は京都市芸大アクアで開催中の「岡崎和郎/大西伸明 Born Twice」展へ。これも見たい展覧会だったので、ギリギリセーフ!

こちらは前者とは真逆で、広い空間内に小振りな立体作品が点在していました。

岡崎さんらしい作品です。

こちらもお馴染、大西さんの樹脂でできたトリッキーな作品。

なんとお二人は40歳以上も歳が離れているのだそうです(もちろん岡崎さんが年長)。でも、過去にも2回、二人展を開いているということは、作品の相性というか、共通する着眼点を持って制作しているもの同志ということなのでしょう。確かに、展示風景を見ても、たいへん綺麗にマッチしています。先ほどの「散歩の条件」同様、全体が一つの世界観を提示する展示といえるでしょう。この二人の作品の場合は、現実と虚構、事物と芸術の境界線を行ったり来たりする、その流動性が静謐な空間の中にピリピリとした緊張感を生み出しています。
2つの展覧会とも12月6日までの会期だったので、最後に見られて満足でした。