中山通寳 當百  

 

形態 : 楕円形穴あき銭 

分類 : 地方銭?/空想(創作)銭 

サイズ : 縦 49mm、横  33mm、厚さ 3mm 

量目 : 26.0g 

材質 :鉄 

お宝度:◎◎◎

作銭度:中

 

 

 

中山通寳 半朱 

 

形態 : 丸形穴あき銭

分類 : 地方銭?/空想(創作)銭

サイズ : 直径  44mm、厚さ 2.8mm

量目 : 28.1g 

材質 :鉄

お宝度:◎◎◎

作銭度:上

 

 

 

ここに謎の銭貨があります

中山通寳??

中山といっても

地名でしょうか?人の名前でしょうか?

あまりにポピュラーな単語なので何とも言えませんね

 

楕円銭の方は、おそらく銀色だったのを

古く見せるために、表面を焦がしているように見えます

丸形銭は、金色か銅色だったのではないでしょうか

 

作風は、現代のプレス加工と思われ

表面がメッキで内部は鉄製のようです

何故かというと磁石にくっ付きますから

 

おそらく中山という人名に因んだ

記念銭だろうと推測していましたが

最近になって興味深いことが判明しました

 

というのも、ネット探索していると

琉球の銭貨に

中山通寳という銭銘が存在するのです

 

それによると、西暦1465〜1527年に在位した

琉球王国第二尚氏王統の第3代国王

中山王尚真の時代に作られた銭貨ということで

 

和漢古銭通や和新撰古銭価付といった

旧銭譜に、その名が記されていて

稀少ながらも入手可能だったようです

 

そうか

それで琉球通寳と同様に

楕円形當百と丸形半朱があるのか!

 

原銭は、小さい丸形穴あき銭ですが

それを琉球通寳風に創作したものだったのです

 

疑問に思っていた物の正体が分かり

何だか、しっくりきました