20240204  at  埼玉鴻巣・ニュー蔵王

「 Cherry Lane のアコギ天国LIVE   #28  」


「暦の上では春」というこの時期がいちばん寒い……この日の東京はどんより曇空、少し雨混じりの朝。集合場所の木場ちゃんちへ行く前は霙も降ってたり。


例によって平野さん運転の車に揺られること1時間と少し、高速も使ってだから到着も早い。埼玉県は鴻巣駅前、特に「レストラン ニュー蔵王」のある西口は、静かなのどかな町、反対の東口にはちょっとしたショッピングモールもあって人の数も多かったけど、ここ西口周辺は昼飯を食う場所もなく、少し離れたサイゼリアでお食事、んでもお店に辿り着いてみれば、ランチタイム営業もしていた……だったら蔵王で食べればよかった……(笑)



リハーサルはテキパキと俺たち〜ホスト・バンドの「Cherry  Lane」の順に終了、広く快適な控室で珈琲を頂いての休憩。小室さんは弾き語りだから特にリハをしなくてもってことで、本番少し前に店入り。


小室さんはゆいちゃんと2人、電車で会場入り。小室さんに会うのは2回目、んでもね、俺のことも覚えていてくださり、この日もまずこう言って頂いた…


「  このギターが出して欲しいと思ってる音を、ちゃんと出せる 人! 」


嬉しいな、感激です、感動です。「出す音」を褒めてくださった。


ライブは午後4時半スタート、「アコギ天国」主催の奥田さん率いる世界的にも有名なPPMフォロワー・バンド「Cherry  Lane」が完璧なコーラス・アンサンブルで聴かせる。

「音楽」って、オリジナルが全てじゃない。自分の言葉で、自分のメロディで気持ちを伝えるものもあれば、自分の感性で新しい表現をするものもある、そして出来るだけオリジナルに近づけようと演奏するものもある、それこそ「みんながみんな同じわけじゃない」のだ。Cherry Laneは、正に後者。

オリジナルに忠実に再現してくれる、この日の演奏も流石なパフォーマンスでした。もっとも俺はPPMのこと、そんなに知らないけど、んでもきっとこんなだったんだろなって思える(笑)。「パフ」も、「悲惨な戦争」も、「500マイル」も、「風に吹かれて」も聴かせてくれました。



休憩を挟んで、俺たちの出番。

今年は新年早々、能登半島で大きな地震もあったし、あの「3.11」も近づいてきたし、演奏をはじめるまでは「そーてーがい」と「節分」もやるつもりでいたけど、お客さんの雰囲気を見て、その場で曲を差し替え…  んでもってこんな献立。



テーマ

反戦歌(短縮版)

お任せください

友だち

岸田文雄内閣総理大臣

みんなの唄(短縮版)〜 テーマ


2曲をやめて「友だち」を入れただけだったので、頂いた時間が少し余った(笑)。幸いにもお客さんには喜んで頂けたようでアンコールなんて頂いて…


嘘つき 〜 テーマ



お客さんはちょうど椅子が埋まるくらいに満員。んでも、Cherry Lane は地元だし、主催バンドさん、小室等さんは超有名人。俺たちのことなんて知ってる人はいないんだよね…  そんな言わば完全「アウェイ」な中でしたが、いつもの「掴み」、バンドネーム由来を話してからのテーマには手拍子もしてもらえました(笑)。

やっぱり皆さん、現政権には少なからずの不満を抱えていらっしゃるようで、俺たちの反自民な唄は受け入れてもらえたようでした(笑)。




そして御大、長老、大物、レジェンドな「小室  等 さん」の登場!!

何しろリハーサルはやってないからね、本編とは別なお遊び的な「風に吹かれて」の触りなぞ、リハ代わり演奏して、笑いもとって本編突入。

前半は流石に調子が上がらなかったのかな、んでも演奏を続けるにつれて、ぐんぐん響いてくる、伝わってくる。当たり前だけど、同じ歳だというGWANさんとは全然趣が違う。初めてご一緒させてもらった4年前の新小岩の時より、更に力強く感じた。

「比叡おろし」もナマで聴けた〜、最後の「生きているっていうこと」は、その人生の重さみたいなものも伝わってきてよかったなぁ。アンコールは懐かしの「木枯し紋次郎」のテーマともう1曲、「誰かが風の中で」は上條さんが歌ってるのしか聴いたことがなかったけど、これもまた秀逸だった。



終演後は出演者全員、音響の関根さん、介護係のゆいちゃんとお食事打ち上げ。ここでも等さんのレコーディング裏話やら、色々と聞けて楽しかった。

打ち上げ会冒頭で小室さんに「"道"はどうだった!?」と名指しで聞かれて返答に戸惑ったけど、打ち上げ終了の時に思い出した…  そうだった六文銭の最新アルバムで俺がいちばん気に入ってた唄だった〜(笑)でもね、直接尋ねられると返答に戸惑うよねぇ……











小室さんのお抱え運転手、ゆいちゃんの旦那様・菌ちゃんがやってきて、お開きになりました。

先週は、GWANさん、シバさん、律ちゃん、今週は小室さん、ゆいちゃん、菌ちゃん、奥田さん、なんとも豪華な顔ぶれでした。


あ、そうそうこの日は、もう随分と前からfacebookではお友だちになっていて、お互いに会いたいね〜と言い続けてきた秩父の老舗ライブハウス「ホンキートンク 」のマスター、まぁ〜ちゃんが見にきてくれてた、まぁ〜ちゃんも俺たちのナマを初めて見てくれて、是非ホンキートンク へとのお誘いを頂きました、ありがたいことです。


2月、残りのライブは、18日にGWANさんとツーマン、そして25日にあべあきらさんとやっぱりツーマン、リビングレジェンドとの宴が続く……





写真はあんまりないですが、奥田さんより頂きました。