紀州鉄道は和歌山県御坊市にある、超マニアックなローカル路線である。その路線は、御坊駅から西御坊駅までの2.7kmだけである。2010年の数字ではあるが、営業係数は367であり、現存する鉄道の中では最も悪い数字であるみたいだ。
要は、紀州鉄道は、日本一もうからないローカル鉄道となる。また、日本一営業距離の短い鉄道でもあり、日本最短のローカル線と表現もされている。
ちなみに、御坊市のオフィシャルロゴは、「西日本市短い鉄道」だ。
これらの事を最近知った。それならば、行ってみなくちゃ。
せっかくなので、電車で行こうとしたが、えらい時間がかかる。そこで、車で御坊駅まで来て、そこから乗車することにする。
日本一のローカル鉄道なのに、結構走っているぞ。
紀州鉄道と、初顔合わせです。
とてもローカル色が満載である。
たまたま、”くろしお”が到着した。そう。紀州鉄道の出発駅は、JR御坊駅と一緒なのだ。
運転席はこんな感じ。
乗客は、なんと2人だ。ただ、席は結構ええかんじである。クッションも効いている。
学門駅に到着。
学問の神様がホームの端で祀られている。
これは、旧車両か。こちらにも乗ってみたいものだ。
市役所前駅に到着する。唯一の乗客も下車した。後は、自分ひとりだ。
そして、終着駅である、西御坊に到着する。
ホンマにあっという間の旅だった。
しかし、本当の旅はこれからだった。