EMPと電磁波障害…オリオン・ミッションNO301 | ヘミシンクピンポンパン

ヘミシンクピンポンパン

ヘミシンクと幽体離脱体験記

ヘミシンクランキング
ヘミシンクランキング

 

 

朝何食わぬ顔をして起き上がり、何事もなかったかのような顔をして私は仕事に出かけていた。結局この懐中電灯はついに役に立つことはなかったのだ。何故ならそれは点かなかったのだから。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…EMPと電磁波障害NO301》

これは単純な停電ではなかった。電気が止まっていたのだ!?死にものぐるいで掴んだ懐中電灯はなんと!!点かなかった。足先から始まる金縛りが全身に広がるのに要する時間は二秒か三秒ほどだった。

 

そのために私は一秒で懐中電灯を捕まえ、スイッチを入れるという練習をしていたのだ。いよいよついにそれがやってきたとき、金縛り対抗兵器である懐中電灯は、ものの見事に不発だった。

 

スイッチの操作を誤ったと感じた私は、何度かそれを必死になって試した後、フトンの中で自爆した……のだろうと思う。このあたりが今となっては何故かよく思い出せないのだ。私が覚えているのは休日の朝、その懐中電灯をベッドの上でバラして点検している場面だった。

 

なぜ肝心な時に操作不良を起こすのか、信じられなかった。電気が止まっている…この当時はそのようなことは想像もできなかった。しかし今ならそう思える。私はEMP(電磁パルス)だったと思っている。実際はどうだったのか本当のところはわからない。

 

EMP(電磁波兵器)は、今でこそテレビの朝のワイドショーにも取り上げられるほどにお馴染みだが、かなり前から戦場や各国大使館の前では使用されている。米国の軍需産業であるレイセオンの製品が有名だ。

 

それはマインドコントロール兵器としても使われている。戦場で敵の電気をとめてしまうには高電圧と高出力が必要なのだ。そこには解決不能のバッテリーの問題が出てくる。EMPは脳内に作用し、低出力で電磁波障害を起こせるのだ。

 

兵器ではなくオモチャとしてならホームセンターに売っている、マキタの日曜大工製品を改造して、街灯を消すくらいのことは、この当時でもできた。改造マニアたちがそのような使い方をしていることは知られていた。

 

家の前にたった一本、立っているだけの街灯に悩まされていた、天文ファンの私もそれを実践した一人だった。この時代はバブル経済で日本中が踊っていた頃で、そんな話をするだけでキワモノ扱いされた。

 

EMPはバブル崩壊後の映画マトリックスで有名になったが、それは金縛りに捕らわれていた、この時から何十年も後のことだった。EMPはこの当時でもスピリチュアル本やトンデモ科学系の本ではおなじみだったが、一般の知るところではなかった。

 

しかし金縛りによって、人体EMP!が誘発されるというのは、今でも聞いたことがない。金縛りはEMPとして作用するのだろうか。本当のことはわからない。こうしたことは心霊現象の一種であり、厳密に調査されることが、たとえあったとしても再現が難しい。

 

米国のどこそこの大学で行われたとかいう、心霊実験は笑スピ本には猛々しく書かれているが、騒がれるわりには誰も、何より笑スピさんですら信用していないではないか。ただ携帯電話やスマホのお陰で、電磁波障害というのはすっかり有名になった。

(続く)

マサト