やっぱ、歳なんでしょーか。
最近とても涙もろい……
そして何より、子供を見ると癒される。
いや、むしろ心が救われる。笑
スゴイですねー、無垢な子供たちの力って。
そんな訳で、先日。
D-BOYS10周年を記念した企画の一つ……
「私の人生を変えた一冊、一曲」
というイベントに出演してきました。
自分の人生に影響を与えた本であったり、曲であったり。
それにまつわるエピソードを語るという、一見シンプルな企画ですが……
いざ、やると怖いのなんの。
だって普段、役とか台詞とか、そーいったものがある上で人前に立ってる俳優が、そんなものを何も持たない状態で、尚且つ……
普通に話したら恥ずかしい実体験を、赤裸々に語るんですよ。
数百人のお客さまの前で。
もーね、丸裸で猛獣のいる檻に入っていくよーなもんですよ。
僕は自分の俳優人生をスタートさせる上で、大きな影響を与えてくれた「歌」を、エピソードを交えて紹介したんですが……
とても、希望に満ちあふれた歌でして。
そして、その歌に欠かせないのが、先ほど申し上げた……
「子供たち」
なんです。
キラキラと輝くような笑顔で、夢に向かって力強く生きている子供たち……
そんな輝かしい未来ある、みんなを応援する歌。
漠然と夢を追いかけていた、若かりし頃の僕自身に……
「みんなの夢を、応援できるような俳優になりたい」
という、明確な夢を描かせてくれた歌でした。
約20分くらいでしょーか。
舞台上で赤裸々に、この10年の道のりを語らせて頂き、これから先の夢や決意も宣言した最後に……
下手だし、恥ずかしいしで、本当は嫌だったんですけど。
10年前にD-BOYSに入るオーディションで、この歌を披露したこともあったり。
また、皆さんの前で新たな決意を示す為にもと思い……
その歌を、皆さんの前で披露させて頂きました。笑
後輩の宮崎秋人君に、ギターを弾いてもらい……
この日の為にコッソリ練習していた、ブルースハープを吹きつつ……
この歌には絶対に欠かせない、たくさんの仲間たちと一緒に。
子供たちは、この日の為に一生懸命、歌詞を覚え、段取りを覚え……
みんなの夢を応援したいと願う、僕のことを……
全力で応援してくれました。
夢を追いかける、という生き方の素晴らしさを……
子供たちと共に、分かち合った瞬間でした。
最高でした。
最高の時間でした。
どんな立派な仕事に取り組んでも、なかなか味わうことの出来ない、良質の感覚……
人間の「本質」みたいな部分に触れられた、貴重な瞬間でした。
やめられないです。
この実感を得ると、おそらく一生、追い求めてしまうでしょう。
老若男女を、問わない……
キラキラしたものを、みんなで分かち合うことの喜び、というものを。
今回のイベントに携わってくださった、演出家であり、僕らD-BOYSの恩師である茅野イサムさんや……
ギター演奏でサポートしてくれた、後輩の宮崎秋人君……
舞台スタッフや、関係者の皆さんを含め、イベント終了後の皆さんの笑顔を見たときに……
子供たちの、この無限の力。
無限の可能性。
それらの凄さを改めて、教えられたのと同時に……
僕たち大人が見失いかけている、このキラキラと輝くモノの正体を、いま再び……
ハッキリと、心で感じることができたのです。
すげーな、子供たち。