折口晴夫Facebook
 
陽射しがあり、風がなければ、快適です。
 

 電力資本、とりわけ関電は今、3重苦にあえいでいます。電力自由化になって独占にあぐらをかくことができなくなり、料金値下げ競争に勝つために原発頼りを深め、そこには〝訴訟リスク〟という落とし穴があり、・・・
 これは泥沼です。関電は3・11前は11機の原発を持っていましたが、美浜1・2号機は廃炉。今日、大飯1・2号機も廃炉が決まりました。稼働している高浜3・4号機はウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)を燃料としていますが、そのMOX燃料の値段が5倍に高騰、1体10億円超とか。
 

 大飯3・4号機、美浜3号機、高浜1・2号機は審査合格で、稼働に向けて動いているようです。しかし、電気は足りてるのにそんなに再稼働してどうするのでしょう。一層の値下げで競争に勝とうというのか、オール電化で消費喚起するのでしょうか。一方で、関電ガスを売り込んでいるのだから、オール電化推進はまずいのではないか・・・...

 さらに、問題なのは〝訴訟リスク〟です。四国電力は伊方3号機の仮処分裁判に負けて、真っ青になっています。司法が国策追随なのは事実ですが、一つの原発で何件もの裁判になったら、たまにはあたることもあるのです。関電も苦い経験をしているではありませんか。

 さらに、さらに問題なのは、使用済み核燃料プールが数年で満杯となり、原発を動かすことも出来なくなります。関電は使用済み核燃料の中間貯蔵所を建設すると言っていますが、立地場所さえ決まらないままです。
 このように、すべての事実が原発に未来はないことを示しています。過酷事故による破綻なんていうことになる前に、関電さんが〝原発泥沼〟から目覚めないものかと思うのですが・・・
  1. マイナンバー記入を拒否したら情報連携も止まる
    http://www.bango-iranai.net/news/newsView.php?n=205