日帰りで、和歌浦を観光してきました
平成29年度日本遺産に認定された和歌浦
若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み
芦辺をさして 鶴鳴き渡る
(作者 山部赤人 724年頃活躍した宮廷詩人)
意味 和歌の浦に潮が満ちて来ると干潟が無くなるので、芦の生えている岸の方へ向かって鶴が鳴きながら飛んで行くよ
山部赤人に歌を詠まれて以降、歌人の憧れの地となり、多くの歌に詠まれるようになりました
江戸時代、10代藩主徳川治宝の命により作られた「不老橋」
東照宮和歌祭時に、徳川家や東照宮の人々が御旅所に向かい通行した「お成り道」に架けられたものです
小さな島になっている妹背山
橋が工事中だったので、遠くから眺めました
和歌浦湾周辺の遊歩道は綺麗に整備されており、散歩している人達の姿を見かけます
奈良時代に聖武天皇の玉津島行幸で文献に登場してから、万葉の歌枕として憧れの地として知られるようになった玉津島神社
境内には、万葉の歌碑があります
万葉の世界が体験できる万葉館
施設内は撮影禁止でしたが、親切な職員の方が色々と案内してくれました
建物周辺の庭は綺麗に整備されており
ここから見る和歌浦湾の向こうには、紀三井寺が建つ名草山があります
昼食は「わかうら食堂」へ
築90年という高級料亭をリノベした建物で、歴史を感じることができます
天婦羅しらす丼定食を注文
和歌山名物「しらす丼」
天婦羅も絶品です
食後は、隣接した建物「和歌浦芸術区」へ
絵画など様々な芸術作品が飾られ、イベントホールもあります
店の方と少し話をしましたが、コロナの影響でイベントはほとんど中止となり大変だということでした
国指定重要文化財に指定されている紀州東照宮へ
108段ある侍坂を登ると
朱塗り極彩色が鮮やかな桜門があり
桜門を背にして振り返ると、先程とは違った和歌浦の絶景を見ることができました
(木が多くて、小さくしか見えませんが・・・ )
安土桃山時代の遺風を受け継ぐ極彩色の本殿拝殿
「関西の日光」とも呼ばれ、権現造りとなっています
古民家カフェ「リエール」さんで一休み
築130年の明治時代の建物を改築しており、店内は趣があります
焼きたてのワッフルと、オレンジジュースを注文
日本庭園を眺めながら、優雅なティータイムを過ごすことができました
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