土居裕子さんのファンクラブからの案内でチケットをゲット。
なのでサイドでしたが前から4列目という、役者の顔の表情までしっかり分かる席で鑑賞。
原作は1967年公開のミュージカル映画「モダン・ミリー」。
ジュリー・アンドリュースが演じたモダンガール・ミリーが好評を博し高い評価を得たこの作品は、公開から約30年を経て舞台化されました。 楽曲をほぼ一新し製作されたブロードウェイ版は歌と踊りに彩られた上質なミュージカルとなり、2002年にトニー賞作品賞や主演女優賞などを受賞し大ヒットしています。 そして2022年9月、ミリー役に朝夏まなとを迎えシアタークリエで上演。 心に残る数々のソングナンバー、華やかなダンスで連日お客様の大きな拍手と笑い声に包まれ、大好評を博しました。
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<あらすじ>
1920年代のニューヨーク。「大切なのはロマンスよりも理性!」をモットーに、モダンガールに憧れて田舎町から出てきたミリーは、下宿先で知り合ったドロシーや偶然の出会いを繰り返すジミーと仲良くなったり、玉の輿を狙って就職した会社の社長・グレイドンに猛アプローチをかけたり、世界的歌手マジーのパーティーに参加したりと新しい生活を楽しむ。 そんな時、ドロシーが行方不明に!下宿先の女主人ミセス・ミアーズが、身寄りのない彼女を誘拐したと知ったミリーたちは、ドロシー救出作戦を決行! 果たしてミリーたちの運命は!?そして、ミリーが見つけた本当に大切なものとは――。
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冒頭、田舎娘の出で立ちで登場したミリーが一人で歌い早変わりでモダンガールになって周りを従えて歌うオープニングナンバーで、タイトルロールの朝夏まなとの歌が安定しない。彼女をミュージカルで観るのは今回初めてだったのだけど、調子悪かったのかなあ。「ローマの休日」のアン王女や、「天使にラブ・ソングを…」のデロリスとか、人気ミュージカルの主演をしているので期待してたのだけど。取り囲む周りの俳優陣が田代万里生、廣瀬友祐、土居裕子、一路真輝と歌ウマばかりで持ち歌を朗々と歌うので、最後まで不安定さが気になって仕方なかった。田代万里生も一カ所二幕の見せ場のデュエットソングで、歌い始めたら喉に痰が絡んだようなガラガラした雑音が入り続けて、かといってゴホンとスッキリさせるわけにも行かなさそうで辛そうでした。
今回初めて知ったミュージカル男優の廣瀬友祐は、長身でイケメンで、身体能力は高いし、真面目な演技とコミカルな演技の振り幅は大きいしで、会場の笑いを一人で稼いでいました。今後も注目していきます。
でも総じて幸せな気分が味わえるミュージカルで良かったです。