工具紹介...Part⑤ | 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」のスタッフブログ

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パスタイムのスタッフが週替わりで日々の作業や、趣味などを綴っていきます。


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皆さんこんにちは!

真下です!

 

桜が満開に近いほど咲いて、大分春真っ盛りという感じですねー。

 

皆さんご存知の通り、先日新元号が「令和」と発表されました。

実際に使用されるのは5月かららしいですが新しい時代にワクワクしますよね。

個人的には私自身が平成元年生まれなので、子供が令和元年生まれだったら面白かったかもしれません。

特に予定はありませんけど、、、まだ間に合うかな?笑

 

 

 

さてさて、今回は5回目の工具紹介をしようかと思います。

 

 

 

 

 

ズバリ! 「ヤスリ」です!

 

上のごちゃごちゃしているのが鉄工ヤスリです。

サイズや形、目の粗さは様々。

大体は日本製の魚地球(メーカー名)ですが、少しだけスイス製の高級メーカー、バローべが混じっています。

ヤスリまでスイス製なのかという話ですが(;・∀・)

バローべはスイスの小さな街ですが、ヤスリをはじめとする機械、工具の名産地。

値段は日本製よりお高めですが、その分工作精度や耐久性は良い気がします。 気のせいでなければ(笑)

 

学生のころから使っているので割と愛着があるんですよね~

頻繁に油を塗っておけば鉄でもあまり錆びることはありません。

 

下の画像はダイアモンドヤスリです。

ダイヤモンドの粒を表面に電着させてあるヤスリで、焼きの入った鋼材等、通常のヤスリでは傷んでしまうような硬い物を削る時に重宝します。

 

こちらもサイズや番手が様々あり、私は中目の800番と粗目の320番を使用しています。

ホームセンターに安価なものが売っていますが、本職用のものは結構高いのでまだ2本しかもっていません。

でもいずれ社会人力を使って小さいサイズのヤスリを揃えたいです(^-^)

 

ここまで話しておいて、そもそもヤスリは時計修理に必要なのか?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実はかなり使います。

 

例えば、欠損している部品があり他のジャンクムーブから部品取りしようにもどうしても見つからない!

 

なんて時は鋼の板から糸鋸で大まかな形を切り出し、ヤスリで削って作ります。

 

 

途中経過が無いですが、、、上の画像は去年パスタイムの研修中(地獄の?)に作ったレギュレターのスワンネックです。

 

スワンネックの無くなった懐中時計を親方に渡され 「ほら、これ作っとけよ」 「えーっ !マジっすか?」 「ああ。 出来なきゃクビだから。」

 

早々同じモデルの時計に使われているスワンネックの画像を引っ張り出し、それを参考にして鋼の板を必死にヤスリで削る。

 

焼きを入れてからはダイアモンドヤスリや砥石で理想の寸法に落とし込み、最後に研磨して鏡面仕上げ。

 

数日掛かりましたが、、何とか完成! おかげで首の皮が繋がりました(笑)

 

ヤスリはその他、巻き芯の角柱部分や時計の針なんかを作る際にも使うある意味日常的な工具ですが、腕の良し悪しがダイレクトに出る工具でもあります。

実際、昔の時計のスティールパーツなどを見ていると、どんだけヤスリ掛けが上手いんだ!というようなものが多いですね。

 

以上、ヤスリは普通に生活していれば日曜大工ぐらいでしか出番がないかもしれませんが、、、時計屋にとってはまさに無くてはならない重要な道具です。

これからもっともっと高度な部品製作の仕事が増えていくはずなので、私も少しずつそれに応じたマイヤスリを増やしていこうと思います。

 

それではまた!

 

 

 

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