工具紹介...Part4!! | 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」のスタッフブログ

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皆さんこんにちは!

真下です!
 
 
前回ご紹介した 「じゃばら」 によって、花粉症が少し和らいでいる気がする今日この頃です。
 
さて今回は、以前のブログに続いて工具紹介をしようかと思います。
 
 
まずはコチラ↓
 
 
 
知っている人は知っている、「磁気抜き器」と呼ばれている物です。
 
読んで字の如くですが、時計は磁石の近く(例えば電化製品やカバンについたマグネットロックなど)に長く置かれると磁気帯びという現象が起きます。
 
具体的には、磁気を帯びた部品のせいで時計が凄く進んだり遅れたりするのですが、これは磁石を遠ざければ勝手に磁気が抜けるものでもないですし、何より目には見えないからとても厄介なんです。
 
「時間が狂うようになってしまった!」 とお客様が来店される場合、この磁気帯びが原因のことが非常に多いです。
 
 
 
そんな時には、上の画像みたいに磁気抜き器に時計を入れて、下の画像のように時計を遠ざけてからボタンを離せば、、、あら不思議!
簡単に磁気が抜けて精度も元通り!
(但し、磁気以外に問題のある時計はこれだけでは直らないのでご注意を!笑)
 
 
私達は普段、時計を分解する前に必ず一度磁気抜きを行って、動作や精度をチェックしています。
そうする事で初めて、時計の現状を正しく把握出来るのです。
 
簡単なことですが、これはとても重要。
例えば、磁気の影響で 「30秒/日」 進んでいる時計をそうとは気づかずに遅れ方向に調整し、後になって 「あ、念のため磁気抜いておこう」 などとやると、、、当然、時計はガーンと遅れることになるのです。
 
まあこれが単純に全体の進み、遅れ、だけの話だけならまだしも、磁気の影響で出ていた姿勢差(時計の姿勢変化による精度差)を解消しようと、テンプのチラネジをいじって一生懸命調整を変えたりするとどうなるか?

磁気抜きをした後、姿勢差の傾向は全く変わり、、、結局、複雑でデリケートな姿勢調整を最初から全てやり直し!
何時間もの貴重な時間をムダにして、親方から大目玉を喰らうことになるんです(涙)
 
さてさてこの磁気、先述した通り目に見えないものだからとても厄介です。
全く磁気帯びしない方はいつまでたってもしないけど、する方はやたらとするのが特徴?
おそらく持ってらっしゃるカバンにマグネットロックがついていたり携帯カバーがマグネットになっていたり、といったことが多いのでしょうが、、、原因が確定できるケースは、むしろ稀でしょう。
 
最近では持っている時計が片っ端から磁気帯びするのに業を煮やして、 「マイ磁気抜き器」 を持つ方もでてきました。笑

 
続いてはコチラ↓
 
 
これは「キズミ」と呼ばれているもので、時計師が使うルーペです。
時計師の道具の中でもピンセットと並んで使用頻度の高いもので、ハッキリ言ってこれ無しでは仕事になりません。
 
 
ちなみに私は顔の彫りが浅いので針金のホルダーを頭に巻いてキズミを固定していますが、親方は目のくぼみに嵌めてホルダー無しで使っています。
時計師って感じがして羨ましいです(ヨイショー)
 
 
これは同期の佐々木です。
 
ちなみに素材は何種類かあり、私や佐々木はプラスチック製、先輩や親方が使っているのは木製です。
その他アルミ製も存在しますが、いずれも倍率は5倍前後のものが一般的です。 
ちなみに倍率が高すぎると目が疲れるし、焦点距離も近くなって馴れない方には見づらいかもしれません。
 
ちなみに、パスタイムでは近々こだわりの 「オリジナルキヅミ」 をリリースします。
詳しくはまた改めてご紹介しますので、どうぞご期待下さい!!
 
それではまた!
 
 
 
 

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