シャトン製作 | 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」のスタッフブログ

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パスタイムのスタッフが週替わりで日々の作業や、趣味などを綴っていきます。


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皆さんこんにちは!!

佐々木です

 

年が明けたと思ったら、1月ももうおしまいですね。 年々時間の流れが早くなってる気がします。

 

今日は時計の事を書こうかと思います。

今回のテーマは「シャトン製作」です。

シャトンというのはルビーの周りにある枠のことです。ついてないものより時計が豪華に見えると思いますね。

 

時計修理の際、よく石が割れちゃってるものがあるんです。そのままにしておくと歯車の軸が摩耗してやせ細ってしまいます。

当然、石は無傷なものと交換してやる必要があるんですが、シャトン付きの石はただはめ込まれているのではなくて厳重にかしめ込まれているので、原則、石だけを取り出して交換することが出来ません。

だから石だけではなくてシャトンごと作らなければならないんですが、、これがかなり大変で、、。

 

それではシャトン付きの石の製作です。

 

 

まずオリジナルのシャトンと同じ材料を選び、旋盤にセットして穴を開けます。

 

シャトンは金だったり真鍮だったり洋銀だったりしますが、同じ金でもイエローからピンクまで色々あって、元のシャトンと少しでも違う色味の材料を使うと、いかにもそれだけ作り直した感じになってしまいますね。

そんなことになると親方や岩田さんから無茶苦茶言われちゃうので、あらかじめ確認しました。

ちなみに今回のシャトンは既成の材料では太さが足りなかったので、地金を坩堝で溶かして材料を作る方法を聞いて、自分で作りました。

 

次にクロススライドを使い、穴を広げていきます。 これで内側に段差を作ります。

 

ピッタリ入る大きさに穴が広がったら石をはめ込み、回転させながら縁の部分を被せてかしめ込みます。(写真はまだ被せていない写真です)

 

周りを被せた写真です。

ここまで出来たら、先だけ切り落とします。

 

切り落としたシャトン付きの穴石の穴にピッタリした棒を旋盤でひき、穴にさしてワックスで固定。その後、シャトンの周りを切削していきます。

これちょっと固定するのが難しいんですが、、、でもこうすることで、穴とシャトンの中心がピッタリと合うんですね。

こんな感じに形を作っていきます。(ちょっとボケてます。すみません)

 

完成です!!

まあまあといったところでしょうか(笑)

 

工程を見るとシンプルに見えるかと思いますが、、実際は結構難しいんです。

でもこの作業に4時間とか掛かっているようじゃまだまだですね・・・

 

せめて半分の2時間で出来るよう精進したいと思います!!← 「2時間じゃ遅いっ!」 by 親方

 

それでは今回はこの辺で終わります。

 

さよならー

 

 

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