湿度との闘い | 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」のスタッフブログ

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パスタイムのスタッフが週替わりで日々の作業や、趣味などを綴っていきます。


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こんにちは

今週のブログは佐々木が担当します。

 

最近はよく台風がきますね。今年は例年よりも早いような気がしますね。ぼくの気のせいでしょうか

 

台風がくると余計に蒸し暑くなってしんどいですよね。時計を持っている人は、この時期は要注意です!!非防水の時計は湿度に気を付けてないと時計が錆びてしまうんです。

 

サビというのは、少しずつ静かに進行して時計を蝕んでいきます。ぼくが修理した時計のなかでも錆びは必ずといっていいほどありました。

 

錆び取りの作業というのはすごくシンプルでして、真鍮の棒でカリカリ削るんです。(すごく地味ですね笑)

 

多少の錆びなら気が楽なんですが、物によっては錆びだらけのものもあります。そうなると錆取りがものすごくしんどくなります。鉄の歯車類(各穴車、キチ車など)の歯の間とかだと錆取りだけで一仕事ですよ(笑)

 

だけど、ここでちゃんと取っておかないと後々にもっと悪くなるので、この作業は地味なわりにとても大切なんです!!

 

もっとも、錆を取れば作動に問題の無いパーツならまあいいとして、そうでないものもあります。

各歯車のカナ(鋼の小さな歯車)がそうですし、ヒゲゼンマイや天輪、アンクル等々。

これらのパーツは、一度がっつり錆びてしまったら、、、交換する以外に修復方法はありません。

 

ですから、時計のためにも(ぼくらのためにも笑)錆びさせないように湿度には十分お気をつけて下さいませ。対策としては乾燥剤入りの木箱に一緒にしまったり、裏蓋をあけてムーブメントをみる回数をなるべく減らすなどですかね。

 

さて話は変わりまして

皆さんこの時計のメーカーご存知ですか?

この時計は多分マイナーな部類に入る「Non-magnetic Watch Co.」というメーカーの時計です。

アンティークの時計というとヒゲゼンマイが青いイメージですが、この時計のヒゲゼンマイは銀色です。これはヒゲゼンマイが交換されて変わったわけではありません。

 

なんと合金のヒゲゼンマイなのです!!

 

現在の時計では合金が当たり前に使われていますが、このメーカーは19世紀から合金ヒゲゼンマイを使っていたのです!!

 

なぜ、合金ヒゲゼンマイを使用したのか?そもそもこのメーカーはどういうメーカーなのかといったことは次回詳しく書かせていただきたいと思います。

 

ちょっと今回は短めですが、ここまでにしたいと思います。

 

それでは、次回(再来週)のブログをお楽しみに!!

 

 

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