ブッシュを入れよう | 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」のスタッフブログ

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こんにちは!

今週は真下が担当します。

 

連日、うだる様な暑さが続いてますが、いかがお過ごしでしょうか。

ご来店の際は、熱中症に十分お気を付けてご来店下さい。

 

さて、今回は最近修理をしている時計の修理内容を少しご紹介します。

 

アメリカンポケットウォッチ「WALTHAM」の石数が7石と少ないモデルで、画像を見て頂くと判ると思いますが、歯車が入るホゾ穴(軸の入る穴)の下側、、、三日月型にえぐれてますよね?

 

 

これは以前の修理者が、摩耗して楕円形になってしまった穴を半円型のタガネで叩いて修正した跡です。

一回目はこれでも十分ですが、再度磨耗してしまった場合は同じやり方が難しくなります。

それに何度もタガネで叩き続けると地板の見映えも悪くなるので、今回は真鍮のブッシュを入れて、大々的に修理します。

(HPのコラムでも何度か紹介された修理です)

 

それでは先ず、こちらは地板側なので受け側のホゾ穴に合わせてセンターを出し、その後、ホゾ穴を大きく拡張します。

反対側のホゾ穴ときっちり垂直な位置に穴を開けなければなりませんが、その際は 「フェイスプレイト」 という特殊工具を旋盤にセットします。

 

しかし、これが結構難しい、、、

やっと中心が合ったと思っても、顕微鏡でよく確認すると、、、微妙にズレている。

その度、何度も何度もやり直し。

 

~数時間後~

 

 

や、やっとセンターが出ました(汗)

 

穴の位置に多少でもズレがあると歯車が斜めになってしまうので、下準備は大切です。

穴開けをしたら、穴のサイズに合わせて真鍮のブッシュを製作。

その後、穴に強く圧入します。

 

 

ブッシュを入れてはみ出ている部分を削っていきます。内側は歯車の縦アガキが変わるので慎重に。。

 

 

上手くいきました!音譜

最後に、歯車をセットして問題ないか確認。(あ、写真撮り忘れました)

 

何とかなりましたが、センター出しなど時間の短縮がまだまだ可能なので、日々精進していきます。

 

では、今回はこの辺りで失礼します。

 

 

真下

 

 

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