老犬が静かに旅立ちました。
年明けたら19才やった。
柴犬は15才超えるとご長寿だそうで
大往生です。
実家の番犬として
責務を全うしてくれました。
柴犬は飼い主に対して忠義心が強く
小柄でも体の大きな犬にでも
向かっていく
気性の強いとこがあるのですが
弱い者苛めをしない子で
それは野良猫に対しても。
お腹が減って近寄ってきた野良猫に
自分のご飯を分けてやる。
教えた訳ではなく
彼自身の性格かな。
先に旅立っていったけど
同じ時期に一緒に居た犬が
アイドルで主役。
小太郎は常に悪役ポジション。
僕は知らなかったけど
嫌気がさしたのか
一度家出してしばらく帰って来なかった時期があったそうで
何週間かして家の入口で
こっそり中を見てるところを
うちのおばあちゃんが見つけて
｢小太郎おかえり！いくとこなかったらまたうちにおいで｣
と声をかけたら
喜んで敷地の中に帰ってきたそうで
そこからは脇役を受け入れたのか
常に主役犬を立たせる行動だった。
９月の大阪公演が終わって
大阪離れる時に
今生の別れになるかもと思い
小太郎と暫し会話。
もう十分長生きしてるから
無理にとは言わんが
しんどくなかったらまた
大阪に帰ってくるまで
待っといてくれよと話したら
頭をすりつけてきた。
そんで待っててくれました。
最後もでかける前に
もうアカンかな？と思い
ダメなら出かけるの変更して
最後を看取ってあげようかと思ったが
僕を見て口を動かし
以前大阪離れた時と同じリアクションをしたので
まだ大丈夫だなと思い
ほな出掛けてくるわと
家をでた30分後に
静かに息を引き取ったそうです。
最後まで心配かけずに
自分のイキザマを通したな。
カッコよかったぞ。
そして亡くなった後の
皆を悲しませない演出の数々。
別に小太郎がやった訳ではないのだと思うんやけど
なんか悲しい時に限って
そんなー な偶然が重なって
これは小太郎が悲しまないでと
言ってるような。
それにしても
むき出しのそうめんとは😅
最後の最後
納骨前のお寺でのお経の時も
住職の心暖まるお話のあと
お経始まりの鐘を打ったと同時に
僕の携帯から
｢ジャ～ン ♪
Its been a Hard days night ｣
音量MAXのハードデイズナイトが
ジャストなタイミングで流れてきて
お経をかき消してもうて
めちゃ謝りながら急いで切ったが
ちょっと笑てもうたな。
そういえば
今日はジョンレノンの命日で
タイマーセットしてたのを
すっかり忘れてました😅
世話になったあの人も亡くなった後
色々な偶然があって気持ち和む事が多々あったので
悲しいがなんだか笑ってまう場面がありました。
僕も自分が亡くなった後
皆の気を楽にできる偶然を演出する事が出きるのか？
出来たらええな。
小太郎のイキザマから
なんだか色々と学ばせてもらった。
最後は堂々たる主演やったよ。
