~愛慕~

 

 

 

おお あなたよ

私の愛するあなた

 

 

あなたは私の光だ

 

 

 

あなたが知らない私

あなたと出会う前の私

 

 

私にはなにもありませんでした

 

 

 

愛し愛される意味を知ることなく

それでもただがむしゃらに

 

 

孤独という魔物に食われまいと

涙を堪え

必死に生き抜いてきました

 

 

 

ときには そんな私を

人の心がない変わり者などと

罵る人々も居ましたが

 

 

 

それでもまだ

知らぬ何かを求め

私は流れる川に逆らって

生き抜いてきました

 

 

 

川の流れに逆らえば

魚のうろこがはがれ落ちるように

当然傷がつくものです

 

 

しかし私は泣きませんでした

 

 

弱音を吐き挫けてしまうのは簡単です

 

しかしそうしてしまえば

何か

つまりあなたに

出会えない気がしていたからです

 

 

 

 

だから私は

一筋の希望を捨てきれずに

愚直に生き抜いてきたのです

 

 

 

 

そんな私の元に

降り立った希望の光

 

 

それがあなたです

 

 

あなたが過去の私を知れば

私から離れていくのでしょうか

 

 

 

いえ あなたなら

そんなことかと 優しい眼差しで

笑いかけてくれるでしょうね

 

 

 

ありがとう

 

あなたの空のように澄み渡り

決して誰も裁かない

自由な心に救われるのです

 

 

心からありがとう

 

 

 

あなたが居てくれたから

今の私があるのです

 

 

 

あなたは自身について

ありふれた小さな光だといいますが

 

 

 

私にとって

あなたはかけがえのない灯火なのです

 

 

 

 

私と出会ってくれてありがとう

 

 

 

 

私はこの体と魂で

 

あなたを愛し続けるでしょう

 

 

 

できることならば このまま

 

命の続く限り

 

あなたと幸せを紡がせてください