サン=サーンス「ギーズ公の暗殺」を生演奏で上映(いや、映像付きコンサートというべきか) | 音楽 楽器 作曲の研究してます

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大学で先生しています。
作曲・編曲しています。
チェロを弾きます。

世界最初の映画音楽。

実は、サン=サーンスの「ギーズ公の暗殺」という映像につけられたのが最初だそうです。

サン=サーンスといえばオルガン付き交響曲やヴァイオリン協奏曲、そして「白鳥」などの代表作があり、フランス・ロマン派の大家ですが、映画音楽といった大衆的な音楽も手掛けているとは案外知られていないのではないでしょうか。

今日では映像+音楽は当たり前の組み合わせとなっていますが、当時の映画というと無声映画ですし、音楽と言えばBGMのように演者によって即興でなされることが主でした。だから、サン=サーンスのようなお偉い先生(当時で73歳)が音楽作品として書くというようなことはそれまでにはなかったようです。

 

この曲、歴史的な意義のある作品なのですが、実は演奏される機会はめったにありません。

編成は弦楽とハルモニウム(リードオルガン)とピアノ。ちょっと普通の編成ではないですね。

まぁ、正直音楽的には他の作品に比べれば、聞き映えがしないというのもあるかも・・・

 

なのですが、以前、私はコンサート用に弦5部に編曲したバージョンで演奏してもらうことがありました。

楽譜はこちら

※元の音楽のイメージは壊さないようにしてますが、結構アレンジを加えています。

 

下のYouTubeのように、ステージのスクリーンに映像を写しその映像に合わせて生演奏!

で、実際にやってみると意外と難しい。

当たり前ですが映像は音楽に合わせてくれません!(笑)

だから演奏する方は時間を計算に入れて正確に弾かないといけませんので、結構リハーサルは綿密に行われました。

 

映画は、1908年にパリで製作されたもの。ギーズ公(アンリ)の暗殺事件は16世紀に起こった事件で、フランスでは有名なようです。

#内容の詳細は⇒ http://www.agij-paris.com/paris03/04.html などで

 

演奏:ソーヴェニール・デラ・ムジカ合奏団(2016)

 

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