今年の夏(2018)も草津夏期国際音楽祭&アカデミーのサポートをしてきました。
http://kusa2.jp/

# わたくしの音楽祭での主な役割は、、、
 本番の録画とマスタークラスの映像記録です。
 それらをYoutubeにアップしたり公演紹介をしていたりします。

ちなみに、本職(作曲と編曲)の点では、今年はご縁あって

編曲作品をコンサートで2つばかり取り上げていただけました。

 

さて、今年のベスト演奏は!

#音楽祭オフィシャルのレビューでは特定の曲をひいきには書けないので・・・

 

やっぱり、これですね。

 

① Z.コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 作品7

S.ガヴリロフ(Vn)/W.ベッチャー(Vc)

 

 

89歳のガブリロフ(Vn)と83歳のベッチャー(Vc)さんによる172歳デュオ。
まったく歳を感じさせない豪快なコダーイを弾いているのをライヴで目の当たりにすると、
この人たちはサイボーグか!と思ってしまいました。

たしかに、若手のもっとバリバリの素晴らしい演奏ももちろんありますが、
いや、この80過ぎのスーパーおじいちゃんたちが、
こんな難しい曲を楽しそうに、しかも熟達した余裕の弾きっぷりに、
ただただ恐れ入るばかり。
私たちは、年老いたなぁ、なんて言い訳とボヤキはこの人たちの前では言えないですね。

 

動画を作成して音楽祭オフィシャルとしてアップしていますのでご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Jv-FdhO47fI

 

あとピアノ演奏部門では、この二つかな。

② カニーノ&遠山慶子

L.v.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 作品27-2「月光」 B.カニーノ(Pf)

https://www.youtube.com/watch?v=6N8oAoDf1Jk

『ベルガマスク組曲』より 第3曲「月の光」 遠山慶子(Pf)

https://www.youtube.com/watch?v=_Ul2RmbM7lU

 

どちらも、熟成された穏やかな安心感と正確さと、、、嫌みや恣意的なものが全くない。
僕はこういった冷静に客観的に書かれている音符を再現した演奏が好きです。

なんか、のたうち回って感情的になりすぎな演奏は嫌悪感すら感じるので。
もしくは、オシャレでウィットを感じさせるアドリブの演奏。
フランス人プレイヤーの弾くバッハやドヴォルジャークも結構好き。余談・・・

 

いかん!
今回は言っては失礼ながらお年寄りの演奏ばかりを挙げてしまっている。

 

ほかは今年初出演のアメリカのデュオZOHOによる演奏も興味深かった。演目は、
I.ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(4手連弾版)
西村 朗:サムドラ・マンタン[乳海撹拌](日本初演)

 

オーケストラ部門としては、毎年お馴染みのペルージャほか出演の、
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
ヴィヴァルディ:「四季」
チャイコフスキー:「四季」
を全部やるという企画もなかなかないですね。

しかもソリスト・奏者が季節ごとに全部変える!というのは

奏者がいっぱい一堂に会す草津音楽祭ならではの試みかなと。

 

ま、聴いている方は、まさにワイナリに出向いてあれこれ飲み比べているような感じ。
でも、最後にはどれがどのワインだったかな~みたいに、
誰が何の曲弾いたか分かんなくなっちゃう感じでもありますが(笑)。
#知り合いのひいき目ではないですが、ブエノスアイレスの秋を弾いたAさんのソロがかっこよかったよーって声が多かったかも(^^♪

 

とまあ、終わってみてほぼ全コンサートを聴いたところ(27日だけは天皇皇后お見えで撮影できなかったので・・・)
今年はこんなところでしょうか。終わって1週間たって、個人的な記憶をたどると・・・

では、また来年。どうなるかな。