「Mittenwald Competition of Violin Making」
ミッテンヴァルトでは、4年に一度、ヴァイオリン製作のコンクールが開かれます。
私、今年(2018年)初めて表彰式と受賞楽器によるコンサートを見てきました。

今住んでいるイタリアのクレモナから、延々と電車で9時間もかけてようやく到着(^^;


ミッテンヴァルトはほんとうに小さい街なので、
かわいらしいフレスコ画で飾られた建物のならぶメインストリートも
製作学校や博物館も、こじんまりとまとまっていて、ほんとに田舎の小さな村です。

 

イベント会場は、街行く人に聞かないとどこでやってるのかわからないくらいでした。
横断幕や看板もまったくなく、一見普通のお宅のようなたたずまいの建物をのぞいて、

「あのー、コンクール会場はここですか?」

と確認しなきゃ分かりませんでした。




コンサートでは、受賞者による楽器をつかって、ドホナーニやシューベルトのトリオ、ヒンデミットやバッハのソロが演奏されました。ドイツやハンガリーの音大の先生たちの演奏であり、楽器も会場の響きの良さもあって大変よいサウンドになっていました。


コンサートの最後に表彰式があり、今年はヴァイオリンとチェロが日本人によって1位を取るという快挙でした。

ヴァイオリンの1位はKaneko Yujiさん、チェロの1位はNagaishi Hayatoさん。どちらもクレモナで活躍している製作者です。
(とくにチェロで優勝した永石さんは古くからの友人なので個人的にも喜ばしいことだった)

そして、チェロはアジア人が3位まで独占という、最近のアジア勢の活躍がみられる結果となりました。
また、上位陣をみるとやはりクレモナで活躍・勉強したという人が多く、いまのヨーロッパの状況を反映しているようです。(アメリカからの参加者は見られなかった)。





表彰式&コンサートの翌日から、町中の小学校で展示会がひらかれました。
(これまた特に案内もなくひっそりとしているので、これまた知らないとわからない状況はどうなのか…)
出品者の全作品が陳列されています。もう少し位置が低い方がスクロール(アタマの渦巻きのところ)が
みれるのになぁ・・・あと、ちょっと照明が足りない気が。
そんなこんなを思いながらも全作品を眺めてきました。

何人かの製作者にも話も聞くことができましたが、日曜にもかかわらず全体的に人はまばらで、クレモナのトリエンナーレのような華やかな感じではないのは土地柄なのかどうか・・・

少々心配なところでした。


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さて、番外編ですが、この町の名物はヴァイオリンだけでなく登山もあるそうで、
町を見下ろすようにすぐそばにKarwendelという巨大な岩山があります。

2000メートルを超える頂上から、南ドイツのアルプスが見られる絶景スポットです。
「天気が良ければ」是非いかれるのをお勧めします!
#駅の反対側に10分ほど歩いていくと、ゴンドラ乗り場があります。
9:00-16:30、30分おきくらいにゴンドラが行き来します。
約29ユーロ、デポジットが3ユーロくらいで、帰りに返してもらうのを忘れずに…
頂上に上がると少しカルデラを散策でき、切り立った断崖から街を見下せます。
http://www.karwendelbahn.de/page/en/about_us/operating_time___fares


さらにおまけの情報!

コンダート後に寄ったレストラン。




ミュンヘンのビールPraunerが目印のバイエルン料理のお店。
民族衣装の店員さんがいてちょっとしたローカルなビアガーデン気分が楽しめます。
メニューは言語がごちゃごちゃしてて、ちょっとわかりにくいので気軽に店員に聞いた方が良いかも。

以上、交通の便も悪くなくミュンヘン、インスブルックからも日帰りで十分楽しめる街でした。
お時間ありましたら、一度のんびり訪ねてみるとよい街です。