2022.8.14一日一季語 芙蓉(ふよう) 【秋―植物―初秋】
底抜けのやうな青空花芙蓉 田中千枝子
先日、青空の下、隣家の芙蓉の写メを撮った。この句にピッタリの景であった。底抜けの青空、すっきりと晴れ上がった空は気持ちがいいものです。
*2022.8.12 羽村市にて
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【傍題季語】
花芙蓉(はなふよう) 白芙蓉(しろふよう) 紅芙蓉(べにふよう) 酔芙蓉(すいふよう)
【季語の説明】
アオイ科フヨウ属の落葉低木。7-10月初めにかけてピンクや白で直径10-15cm程度の花をつける。朝咲いて夕方にはしぼむ1日花で、長期間にわたって毎日次々と開花する。
【例句】
やや水のやさしさもどる花芙蓉 能村登四郎
夜明けまで憑かれ歩きを風芙蓉 小澤克己
日は西に早や白芙蓉萎れゐて 上石哲男
束の間に風のそよぎて花芙蓉 及川澄江
よその芙蓉垣間見ること日課とす 中島和昭
*2022.8.13 羽村市ー雨天
【木槿と芙蓉の花の違い】
花の見分け方は、雌しべ
雌しべが5つに分かれてカーブするように上に曲がっているのがフヨウ、まっすに伸びているのがムクゲです。
【酔芙蓉】
スイフヨウ(酔芙蓉、Hibiscus mutabilis cv. Versicolor)
朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲きの変種であり、色が変わるさまを酔って赤くなることに例えたもの。なお、「水芙蓉」はハスのことである。混同しないように注意のこと。
【今日は何の日】
専売特許の日
1885年のこの日、日本初の専売特許が交付された。
7月に施行された「専売特許条例」に基くもので、堀田瑞松の錆止め塗料ほか7件が認められた。
以下の図書、ホームページを参考、引用しています。
(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)
富山いづみ <admin@nnh.to>
(カラー図説 日本大歳時記 講談社)
(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)
( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )
(ウイキペディア)
(575筆まか勢)
(俳句のサロン)
(一般社団法人日本記念日協会)