製材所 | 宮崎 M図建築工房 [令和]建築日誌

宮崎 M図建築工房 [令和]建築日誌

時代、時代に立派な建築物が造られてきました。
匠な大工の先輩達もたくさんいたでしょう。
ぼくも、町大工ならではの粋な建築物を残していくことに
尽力する。

本日の宮崎 曇り


2021.10.14の記録


工務店と製材所と山師、一昔前までは凄く密接な関係であった。僕たち工務店の大工が製材所に行って住宅に使われる柱や梁など構造材から野縁や垂木、ネダなどの羽柄材などの使用木材を吟味する。製材所は工務店の要望に応じて山で伐採した丸太を無駄の無いように気取りして挽いて製材し現場へ搬入する。

↓こんな感じ



本日、記録したかったのは久しぶり初対面で良い男に出会えたからだ。宮崎県の南部に位置する南郷町の蛯原林業の蛯原さん、いつもM図がお世話になっている久保さんに紹介してもらった。

林業と製材所を経営されている。年代もほぼ僕らと同じだ。本日もバードなスケジュールの中、午前中の時間をフルに頂いた。僕が前の晩からノートに書き留めた質問に蛯原さんが丁寧に答えてくれたからだ。

僕が弟子に入った頃は小さいながら沢山の製材所と工務店があった。それだけ、色んな特徴ある製材所も工務店があったという事だ。ここが重要なポイントで車で走っていても似かよった家が沢山立ち並びそれとは逆に反比例して身近にあった工務店、製材所は数えれる程しか存在しない。合理化とか言えば聞こえは良い。尖っているものは削られ大きな円におさまる。

そう考えると今、生き残っている製材所はとても貴重な存在で枠にとらわれない独自性がみられまたそこがマニアック人間からは輝いてみえる。とても魅力的だ。蛯原さんと話して言葉を直接聞いてみるとなぜこの会社が大手に負けず業績を伸ばしいるのかも分かってくる。

今回の出会いで改めて地域の工務店の立ち位置と自分がやるべく仕事に対して覚悟ができた。

本日は2人に感謝でしかない。次回は山についてお話を聞かせて頂きたくまた会う約束をさせてもらったので近いうちに会える事を楽しみしております。あーよかった!万全に!