津野米咲(つの・まいさ)さんを悼む | マサミのブログ Road to 42.195km

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このブログでは、ネガティブな内容は極力書きたくないのですが、吐き出させてください。すみません。

 

 

 

驚きました。訃報に接してから1日半ぐらいたってるけど、まだ動揺しています。なんか、身体と心に力が入らない感じ。津野米咲が、まさか。 「赤い公園」好きだったのになぁ!津野さんはバンドの中心人物で、すごい、尖った才能を持ってる人でした。

 

 

 

デビュー直後にはじめて観たのは、渋谷の、まるで学校の視聴覚室のような、小さな小さなライブハウスでした。津野さんはステージでギターを抱えながら暴れに暴れまくって、とうとう設備の一部を壊してしまったんです。私は「ははは、この子、面白いけど、ちょっと危ないなぁ」と思ったことを覚えています。・・・ああ、自分を壊しちゃだめじゃん!

 

 

 

だんだん思い出してきたけど、この当時は自分の中で「ガールズバンド」がブームでした。「赤い公園」とか「日本マドンナ」とか「住所不定無職」とか、ライブ行ってましたねぇ。チケットの半券を見ながら、いろいろ、思い出します。

 

こう言っては申し訳ないのですが、私はMHさんやTYさんが亡くなったニュースを聴いても「ふーん・・・」ぐらいだったんです。でも津野米咲さんは、作る曲が大好きだったしリスペクトしてたし、ライブも何度も行ってて、もちろん知り合いではないけど「身近」に感じていたので、喪失感が大きい。29歳って。私にしたら自分の子供ぐらいの年齢で、まだまだこれからっていう若い人がああいう道を選んでしまうのはつらい。デヴィッド・ボウイやキース・エマーソンが亡くなった時とは違う悲しさです。なんだろう?ずいぶん引き摺っているなぁ。自分でも「俺、どうしちゃったのかな?」と思うぐらいに、落ち込んでしまっています。なんなんだ?

 

 

 

いや、実はこのところ、いくつかのことが重なって、心がヤワく、もろくなっていたんです。いろいろな方の「命」に関連する話題が私の身の回りに多くて。それにこないだの日曜日は、私の母の6回目の命日だったこともあるかな。うーん。ぜんぶ、偶然なんですけど。

 

 

この際だからぶちまけちゃいますが、モヤモヤのいちばん大きなのは、先週の土曜日のサッカー。マリノスはアウェイでセレッソ大阪にあまりにも惨めな負け方をしたんですよね。年に一度もあるかどうかの、ひどい敗戦でした。本当に、観ていたDAZNを途中で切ってしまうような一方的な負け。これを書いている今も、それを引き摺っています。心臓を鋭い刀でサクーッと斬られて、傷口から真っ赤な血がまだドクドク流れているような気分だったところへ、津野さんのニュースだもんなぁ。つらすぎる。つらい。

 

 

―――

 

 

津野米咲さんのご冥福を心からお祈りします。ご家族とバンドのメンバー、そして故人と親しかった皆さんの哀しみと寂しさは簡単に消えることはないでしょうけど、だんだんに癒されますように。私は「赤い公園」の音楽を、ずっと好きでいますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日(水曜日)の夜、マリノスがホームで名古屋グランパスと対戦する試合を観に行きます。綺麗に勝ってくれれば、この鬱屈した気持ちも少しは晴れると思うんですよね。勝ってほしいなぁ。