「ニコタマ」って、言う? | マサミのブログ Road to 42.195km

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吉行淳之介さんと宮城まり子さんが暮らした、上野毛のお宅を訪ねた記事はこちら↓。


 

記事中にあるように、この時は仕事が終わってから青山1丁目の駅まで歩き、半蔵門線からそのまま渋谷で田園都市線に乗り入れで二子玉川まで行って大井町線に乗り換え、上野毛で降りました。この経路を地元の人っぽく言うと…

 

アオイチで半蔵門線に乗って、そのまま渋谷でデントに乗り入れでニコタマで大井町線に乗り換えて」

 

という感じになります。このなかで田園都市線を「デント」というのは、私はTwitterで知りましたから、比較的最近の言い方なのかも知れません。でももう一つ、「二子玉川(ふたこたまがわ)」を「ニコタマ」って、今でも言うのかどうか疑問だったんです。「金曜日の妻たち」というドラマの舞台になって以来、ニコタマという少しエッチな?(だってほら、タマが二個ですから…ウシシ)呼び名が急に定着した感じがしていましたが、20年ぐらい前だったか「いまどき二子玉川をニコタマなんて、誰も言ってない」という話を聞いたか読んだような気がして、ひょっとして既に死語なのかな?と思ったんですよね。私は二子玉川の駅は通過することはしばしばあっても、そこで降りることは全然なかったので、ニコタマという言葉を使う機会もないから別に不自由はしていませんでした。

でも、こないだ上野毛に行くにあたって何十年ぶりかで二子玉川でデントを降りて乗り換えだったので、あたりをキョロキョロしながら歩いていると、発見したんです!

 

 

 

これは駅の構内にあるカフェ「ニコタマ デイズ カフェ」。そして…

 

 

 

4番線だったかな?のホームから見える「ニコタマ大腸・肛門クリニック」の広告看板。うーん…もう少し綺麗でお洒落な例を探したんですが、これで勘弁してください笑い泣き それにしても、よりによって「ニコタマ」と「大腸・肛門」をつなげるなんて、直球すぎるっつうの!(爆)

 

 

 

―――

 

 

 

ネットで調べると、今でも「二子玉川をニコタマって言いますか?」という話題がいくらか見受けられますね。そして「まだニコタマって言う」という回答がおおむね主流のようです。この界隈にお住まいの方がいらっしゃいましたら、その辺をぜひお聞きしたいものです。

でもこういうのって、地元の人と外部の人ではかなり感覚が違ったりしますよね。たとえば私は六本木にある小さな会社で20年近く働いて、そのうち17年間は六本木に部屋を借りて一人暮らしをしていたのですが、六本木の人は六本木のことを「ギロッポン」なんて、誰も言いませんでした。ギロッポンなんて言うのは外部の人だけでしたね。「どちらにお住まいですか?」と訊かれて「六本木に住んでいます」と答えると「おお!ギロッポンですかぁ」なんてね。

だから「ニコタマ」という言い方も、二子玉川かいわいに住んでる人と外部の人では、使うかどうか感覚が違うかもしれません。あとは住んでる年月の長さによっても違ったりするでしょうね~。

 

 

 

 

<おまけ>

逆に、六本木の人が頻繁に使っていたのは、アメリカ大使館をアメタイ、ロシア大使館をロタイという言い方でした。人に道を教える時なんかに使っていましたねぇ(どちらも六本木のすぐ近くなので)。といっても、もう20年ぐらい前の話ですけど。今ではどうなんだろう。