今回の沖縄の旅の目的は、こんな感じ↓でした。
●NAHAマラソンのコースを1人で勝手に走る「ひとりNAHAマラソン」をやる。
●沖縄グルメを満喫する。
●南部戦跡のうち、まだ行っていないところを回る。特に「ガマ」を初めて見学する。
「沖縄の旅2020レポート」、まずは「1人NAHAマラソン」のことからお話しますね。私はNAHAマラソンに3回出場しまして、2015年=34km地点で失格。2016年=またまた34km地点で失格、2017年=3度目の挑戦でやっと完走、という結果が残っています。制限時間が私には厳しすぎるので、4度目の挑戦はちょっと無理な感じ。でもあのコースをもう一度走りたい!というわけで、いつかやってみたかった「1人NAHAマラソン」。今回は滞在3日目となる1/23(木)にチャレンジしました。
コースを覚えているか自信がなかったので、事前に東京の有楽町にある沖縄県観光情報ビューローを訪問し、わけを話しましたら、実に詳細な地図を何枚にも分けてプリントアウトしてくださって、ものすごく助かりました。この場を借りてお礼申し上げます。沖縄の人の優しさに感激でした。 では、スタート!
今回泊まったホテルの目の前、午前7時の国際通りからスタートしました。実際のNAHAマラソンはここではなく奥武山(おうのやま)公園という所がスタート/ゴールです。ここを北上して牧志(まきし)で右折、ひめゆり通りに出たらまた右折、古波蔵(こはぐら)の交差点を左折して・・・
ほぼ5km地点、那覇東バイパス。出勤時間のためか交通量が多い。NAHAマラソン本番では、このバイパス上の「嘉数(かかず)」という交差点で、毎回必ず『YMCA』を歌ってランナーを応援してくれる人がいたと思います。地元の歌手の人かな?
ほぼ10km地点。南へまっすぐ下る507号線バイパス。かなりキツイ登りです。とにかくNAHAマラソンの、特に前半は登りが多くてつらい。なかでも、斜度のキツさはこの付近が一番かも?
ほぼ13km地点、東風平(こちんだ)のあたり。この辺は人口が多いようで、道路沿いにはお店が目立ちます。
さらに進んで、ほぼ15km地点。片道1車線ですが、ここは本番では上下線とも封鎖されてマラソンコースになります。しかし、それでもランナーでぎっしり埋まってしまうんです。さらに向こうが登りになっているでしょう?だから流れが詰まってしまって渋滞になるポイント。仕方なく歩道を走るランナーも多い。でも平日はこんなふうなんだー。人っ子一人いないので、なんか不思議な感じ。走っていても「この道で良かったんだっけ?」という気持ちになったりします(笑)
似たような景色が続きますが、少し空気の色合いや匂いが変わってきました。「海が近いな!」と感じます。
こういう看板が見えてくると、島尻(沖縄本島の最南端)も近い。
具志頭(ぐしかみ)で突き当りを右に。仲座(なかざ)で左に曲がってしばらく行くと、遠くに海が見えてきます。タワーのように見えるのは平和祈念堂。
戦争で激戦地になった摩文仁(まぶに)の丘に建設された平和祈念公園までやってきました。ほぼ20km地点です。平和祈念堂は450円で中に入って見学できますが、私は未体験なのでいつかきっと。
毎年6月23日の「慰霊の日」には、この広場で沖縄全戦没者追悼式が開かれます。「え?終戦の日は8月15日じゃないの?」と思われた方、よろしかったら調べてみてくださいね。私はここには二度訪問して、平和祈念資料館や「平和の礎(いしじ)」 を見学しましたが、今回は先を急ぎました。
平和祈念公園から20分ちょっと走ると、ひめゆりの塔です。
私は、ひめゆり平和祈念資料館を一度訪問していますが、必ず再訪するつもりです。ここで半日ぐらい、いや、まる1日過ごしてもいいくらいだと思っています。でも今日は先を急ぎました。
「琉球ガラス村」で左に折れると、道の左右は畑とビニールハウスばかり。はるか向こうのほうまで、誰もいません。ここで振り返ってみると・・・
ね?人がいないどころか車も走っていません。見渡すかぎり「動くもの」が視界に入ってこないので、まるで「絵」か「静止画」の中を自分だけがテクテク走っているような、不思議な気分になりました この辺でほぼ25km地点。
ほぼ30km地点あたりには「糸満ロータリー」があります。十字路なんですが、信号が無い。このシステム、何ていうんでしたっけ?「交通量が少ない時は無駄に赤信号で停まる時間が無いから合理的」と、最近になって見直されていますよね。
そして糸満ロータリーの前後は、おそらく昭和30~40年代に建てられてそのまま放置されてしまった(ように見える)建物がとても目につくんです。いくつかご紹介しますね。
たとえばこれとか。
これとか。
これも。
もう何十年もそのまんま、って感じですよね。
私が毎回通りかかるたびに「いいなぁ」と思う建物が、これなんです。なんか、デザインが「2001年宇宙の旅」っぽく見えませんか? かつて大流行した「レトロフューチャー」とか「ミッドセンチュリー」のセンスですよね。ひょっとしてデザイナーはチャールズ・イームズだったりして?(そんなわけない) コーヒーショップだった頃もあったようですね。しかも24時間営業の・・・?
この建物、看板をよく見ると「養老乃瀧」の文字がうっすら見えます。それが今は「ステーキ&ビーフシチューの専門店」になったのでしょうか。そして上の階はマンションだったみたいですが・・・
でも、糸満市はこういう建物ばかりというわけではありません。新しいマンションやオフィス、住宅、アウトレットパークなどもどんどん出来て、成長していますよ~。
ほぼ35km地点。ここは豊見城(とみぐすく)市役所だった建物です。私は2015年と2016年の2回、ここの関門ポイントで制限時間にひっかかってDNF(途中失格)になってしまいました。なのでこの建物のことは、苦くて悔しい記憶とともに印象に残っています。本当に、この建物の姿は夢に出てくるくらいでしたよ!
ははぁ。市役所は移転したのですねー。今回は制限時間の心配も無く、気楽に通過しました(笑)
ほぼ39km地点。小禄(おろく)バイパスを赤嶺の交差点で右折して、ゆいレールの下を走ります。左手には大きなイオンもあって、大都会の感じ。でも、ここも登りなんですよね。ここまで来て登るのかよ!って感じでした(笑)
沖縄セルラースタジアム那覇が見えてきました!いよいよもうすぐです。
奥武山(おうのやま)運動公園の中にある武道場。NAHAマラソンの時は、ランナー受付や荷物預かりの会場になります。土足禁止なので、本番当日は入口で靴を脱いでビニール袋に入れたのを持って中に入るんだったなぁ・・・などと記憶がよみがえって来ました!
今日のワタクシ。天気予報では気温25度だったので、暑くてつらいかなと思いましたが、乾いた風がずっと吹いてくれたので助かりました。Tシャツ、短パン、タイツという「夏仕様」でちょうど良かった。本番のNAHAマラソンならここでゴールですが、私はホテルまでもう少し走ります。
北明治橋から、那覇の中心部を臨む。
国際通りの入口までやってきましたー。「右におきなわ屋、左にみずほ銀行」。これは変わりませんねぇ。
そしてスタート地点に戻ってゴール! やったー。念願の「1人NAHAマラソン」コンプリートです~
平和祈念公園の中などで少し寄り道をしたので、トータル距離は43.34kmでした。タイムは5時間53分56秒。平均ペースはキロ当たり8分09秒。でも、ドリンク/食事/撮影/トイレなどで走っていない時はエプソンを止めていましたから、実際はもっとかかっています。タイムを気にせず、休み休み走ったせいか、想像していたよりもずっと楽に感じました。ゴールしても「まだもうちょっと行けるなー」と思ったくらい。
それにしても、本番の大会とは違って、NAHAマラソンのコースの「素顔」を見ることが出来たのは興味深かったです。レースだと、前も後ろもランナーで埋め尽くされているし、沿道はたくさんの方が応援してくださる景色しか知らなかったわけですけれど、今回ひとりで走ってみて「ああ、普段はこういうふうなんだ」と良く分かりました。
また、レース当日には「私設エイド」も無数にあって、黒糖、あめ、チョコレートなどふんだんに提供して頂けますが、今回は当然そういうのはナシ。でも自動販売機やコンビニが適度な間隔で表れてくれますし、道の駅とか、公園なども各地にあるので、トイレも含めて困ることはまったくありませんでした。レース当日のように狭い道にランナーが詰まって渋滞したり、後ろから追い越すランナーに身体をぶつけられてイライラするようなこともなく、私はむしろ本番よりも楽しかったぐらいです!(おかしいですかねぇ?)
ともかく、天候にも恵まれて、たっぷり「1人NAHAマラソン」を楽しむことが出来ました。沖縄の太陽と海と風と道に感謝です~
<2020年1月のジョグ>
1/1 8.13km 1時間02分23秒 キロ当たり7分40秒
1/2 30.26km 3時間56分43秒 キロ当たり7分49秒
1/5 7.24km 1時間01分28秒 キロ当たり8分29秒
1/7 12.42km 1時間35分13秒 キロ当たり7分40秒
1/9 17.88km 2時間13分51秒 キロ当たり7分29秒
1/11 20.33km 2時間28分10秒 キロ当たり7分17秒
1/12 9.17km 1時間10分36秒 キロ当たり7分41秒
1/14 20.98km 2時間40分49秒 キロ当たり7分39秒
1/18 10.17km 1時間10分00秒 キロ当たり6分52秒
1/23 43.34km 5時間53分56秒 キロ当たり8分09秒
ここまでの月間走行距離 179.92km
(これ以外の沖縄レポートも、追ってまとめますので、どうぞお楽しみに!)