針生検の数日後、病院から電話があります。

「お話したい事が有るので、あす病院に来れますか?」

この時は、診断が出たのか
それとも開胸手術の相談なのか分かりません。

ダンナも、仕事の都合をつけて
同行してくれる事になりました。


翌日、面談室でF先生が、
「確定診断が出ました。」

あぁ、とうとうこの日が来てしまった…。

やっと治療が出来る。
有る意味待ち望んでいた日でもあり、

怖くて、恐ろしくて、逃げ出したい日でもありました。


病名は「縦隔原発の悪性リンパ腫」です。

たくさん種類がある中の
非ホジキン B細胞リンパ腫
だと告げられます。

「詳しい分類等は、転院先聞いてください。
で、どこに転院しますか?」

「先生、この前県立N病院か、県立がんセンターって
言ってませんでしたか?
県がんは遠いから無理です。」

「それがねぇ~、県Nの先生で良い先生が居たんだけど
A病院に移ったったんだって。
さっき問い合わせして分かったんだけど。」

「じゃあ、そこで良いです…。」


「何で初めから、A病院って言ってくれないんだ?
回りくどい!」

病院側から、ここにしなさい
と言えないのかもしれませんが…
病院の常識ではなくて
もうちょっと、素人にも分かり易くして欲しいものです。


「その先生、今日ちょうど午後診察が有るんだって。
今から行ってください。」

「え?今からですか?」

「早い方が良いと思うよ。」


紹介状やレントゲン写真、その他たくさんの書類を渡されて
一旦実家に戻ります。





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