ジャージー素材でオーダースーツ&ジャケットを仕立てるときに注意する点/通常よりも体型にフィット | オーダースーツ屋 「スーツ・スタイリスト」春貴政享のブログ(できる男のスーツスタイル)東京 南青山・福井

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オーダースーツの重要なポイントは型紙になります。

縫製工場には様々なラインの型紙があって、そのスタイル感もありますし、特殊な体型用の型紙もあるのでほとんどの身体の方に合わせることが可能になっています。

一般的なオーダースーツは、この型紙に合わせる知識レベルがあればフィットさせるオーダースーツが完成します。

 

ですが、私が自分のサイズでジャージー素材のジャケットを仕立てるとなんだか変なんです。

当然ながら、ジャージー素材の特徴を考慮して、少しサイズ感は小さくしてるのですが、それでも変。

これは、元々の型紙を少し小さくしただけではダメと言うことがわかり、型紙根本から変更しなければいけないことがわかりました。

何度もチャレンジしてみましたがダメだったので型紙の変更しか無いんですよね。

 

 

どうしても、バスト周りの余りが気になるのと、アームホールが大きい。

二の腕のサイズも大きすぎ。

 

これはジャージー素材だからであって、本来ストレッチ性の無い生地であれば「ゆとり量」としてとっておかなければ、腕が動かなくなります。

これが通常生地だと手が上がらないスーツになるんです。

 

しかし、ジャージー素材には「ゆとり量」は必要ありません。

これのサイズ感が難しいんですよねー。

 

既製品のジャージー素材ジャケットとかになると、元々ストレッチ性のあるジャージー素材で大量に作ることを考えていますので型紙はそれ用に作られていますので、カッコいいんです。

でも、なぜオーダースーツでジャージー素材を仕立てても同じ様にならないのかといえば、この差なんです。

 

世界的な生地ブランドのエルメネジルド・ゼニアとしてもジャージー素材を多く出していますが、これを理解して型紙を変更するようなテーラーさんがあるのかどうかは不明ですが、生地によって型紙変更するのは必須だという事です。

 

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