近年のスーツ生地は「ストレッチ」が標準化してきました。
そして最近ではストレッチどころか「ジャージー」素材でスーツを作ることが一般化されてきて、あのエルメネジルド・ゼニア生地でもジャージーがあるほどです。
既製品(プレタポルテ)としては、ストレッチやジャージーはオートメーション化された工場で作り上げて同じサイズを大量に作るので良いのですが、オーダーメイドになると簡単には出来ません。
しかも、これまでの職人がストレッチ素材を扱ったこと無いと縫えなかったりしますし、指定サイズの通りにあがらない場合があります。
なので、ストレッチやジャージーの素材は手に入っても今までの縫製工場に依頼できずに悩んでいました。
そこで、最近契約した工場が、ストレッチ、ジャージー素材専門で縫製をしてくれるところ。
セミオーダーなので、ある程度のオリジナルデザインと体型補正しか出来ませんが、ストレッチ専門だけあって私の指定したサイズに仕上げてきたのは素晴らしいですよね。
ジャケットは見た目は普通のジャケットで、仕事出来ていても違和感ありません。
しかし、素材がストレッチなので普段のスーツよりも小さく仕上げているのですがとても着やすいし動きやすいことがポイントですよね。
ラペルステッチも普通に出来ますし、フラワーホールの糸色の変更も可能です。
ポケットも蓋付きやアウトポケットが可能ですし、袖も本切羽がオプションで選べます。
パンツもウエストにゴムを入れたカジュアルパンツ風にも出来ます。
通常のペルトループも可能ですがこのようなオプションも可能です。
完全にカジュアルのパンツに仕上がるのでスーツで無くてもジャケパンのセットアップとして色違いにすることもオシャレですし、カジュアルパンツとして単品でも良いと思います。
パンツのフロントプレスにステッチを入れることでよりオシャレになります。
素材はまだ少ないのですがすべてストレッチとジャージーです。
ポリエステル100%もありますが、コットンとの混紡もあります。
私自身がポリエステル系のスーツを着たこと無いのでどんな感覚になるのかはまだ未定ですが、機能性だけを重視したことでのスーツとかジャケットということで区別して着こなしたいと思っています。
裏地無しで仕上げるのが良いと思っていますが、冬場のスーツだと裏地が必要なのですが、ストレッチ性の裏地もあります。
ボタンもオシャレなのが揃っています。
パンツのウエスト紐色を選べますので生地色に合わせることが可能ですし、その紐の先をラバーにするかチップにするかを選択可能です。
どうしても、既製品のストレッチスーツは安っぽくなってしまいますが、ここまで選択出来るセミオーダーであれば、ちょっと高級感あるストレッチスーツやジャケットに出来ますので年齢高い方々でもオシャレに着こなせるでしょう。
販売価格は、スーツで58,000円(税込63,800円)~オプションなどで価格が変動しますが、素材、オプション数を考えてフルオプションとしても90,000円を超えることは無いのでお求めやすくなっています。