【着丈】スーツとジャケットで着丈の長さを変化させることがスタイル良く見せるポイント | オーダースーツ屋 「スーツ・スタイリスト」春貴政享のブログ(できる男のスーツスタイル)東京 南青山・福井

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メンズスーツの着丈は流行的な面もありますが長くなったり短くなったりしています。

何年間も何度もいろいろと自分自身で試してきましたけど着丈問題については自分の中で答えがあります。

 

スーツの着丈は「長め」

ジャケットの着丈は「短め」

 

以前、スーツでも短めの着丈が多く出回った頃、自分のスーツも着丈を短くしてみましたが、なんだかしっくりとこない。

着丈を短くすることで第一釦の位置も上に来るのでハイウエストになるのですがなんだか全体的なバランスがおかしいく違和感があるんですよね。

しかし、同じ着丈のジャケットであればしっくりくる。

この違いは何なんだろう。

 

スーツは同色生地で上下が構成されているのに対して、ジャケットはパンツとの色が違うために見た目に変化が出るということに気が付きました。

 

なので、スーツとジャケットでは着丈の長さに変化を出さなくてはいけないと理解したのです。

 

 

このようにスーツで着丈が短いと違和感がありますが赤線のように着丈を少し長めで第一釦の位置を下に持ってこればTOM FORDのスーツみたいにカッコ良くなるわけです。

 

確かにハイウエストになっていると腰位置が高くなるのでスタイルがよく見えますが同色生地のスーツの場合はバランス悪い。

しばらくそのスーツスタイルを眺めていると分かります。

 

TOM FORDのスーツがなぜカッコ良いかは着丈の長さとウエスト位置がバランス良いところにあるからです。

 

着丈は既製品では補正できない場所なので、オーダースーツで着丈をちゃんとバランス良い所で採寸して調整することが必要です。

 

ポイントは

スーツの着丈は「長め」

ジャケットの着丈は「短め」

です。