昨日に続き、同人詩誌「群青」第30号に載った、こぐま星座さん作「ブレークダンスの猫」をアップする。なお著者のご諒解は得てある。
ブレークダンスの猫
こぐま星座
足を伸ばしてくるりん
ひじを縮めてくるりん
なっ かっこいだろ
満開の桜の石段の上で
真夜中の公園で
夕焼けの屋根の上で
夜更けのスーパーで
いつでもどこでも
そこがオレのステージなのさ
背中をねじってくるりん
両手で逆立ちくるりん
ガンガン鳴り出すミュージック
まぶしいライトを浴びてアーユーレディ?
今夜もビシッとフリーズ
背中が痒いからじゃないぜ
胸のビートが痛いだけ
踊りださずにゃいられないのさ
生きているって そういうことだろ
ついて来いよ エブリバディ
両足をちぢめて伸ばしてジャンプ
後ろ向きにくねくねくるりん
生きているってこういうことだろ
なに取材
あんた誰よ
事務所通してくれるかな