「コスモス」1996年10月号より | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

先の2月9日付け記事「『コスモス』1996年9月号より」に続き、10月号掲載歌4首を紹介する。


灰皿の吸殻が燃え留守の間に部屋に煙の充満したり

御馳走の焼肉あるに太るから食べぬと言ひて子は漫画見る

プロ棋士の指導碁会にわが負けし棋譜を書き込む途中までなれど

洋蘭の百鉢ほどに水を遣り自が身も涼しくなりし思ひす