新サスケ「春寒」 | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

僕の第1詩集「みだれた足跡」より、次の作品を紹介する。


  春寒

    新サスケ


七ヶ月の長男が風邪気味だ

勤めから帰って

妻と三人で川向こうの医院へ行く

薄暗い部屋で数人が待っていた

薬をもらって帰る

家に着いて見上げると

春の寒さのなか

満天に星が