新サスケ「銀婚記念日」 | 新サスケと短歌と詩

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短歌と詩を公開します。

My詩集「光る波」より、以下の作品を紹介する。


  銀婚記念日

    新サスケ


「どこか食事にでも行く?」

妻がめずらしいことを言うので

「今日は何かあるの?」

「銀婚の日でしょ」


妻の顔を見ると

目にひかるものがある

まずい

あまりのことに言葉も出ない


結婚記念日の祭日が

土曜日にかさなったので

つい忘れたのだ


妻と妻の母と私の三人で

名の知れたトンカツ屋へ行った

料理は口に合わなかった