新サスケ「銀婚記念日」My詩集「光る波」より、以下の作品を紹介する。 銀婚記念日 新サスケ 「どこか食事にでも行く?」 妻がめずらしいことを言うので 「今日は何かあるの?」 「銀婚の日でしょ」 妻の顔を見ると 目にひかるものがある まずい あまりのことに言葉も出ない 結婚記念日の祭日が 土曜日にかさなったので つい忘れたのだ 妻と妻の母と私の三人で 名の知れたトンカツ屋へ行った 料理は口に合わなかった