新サスケ「休日の朝」 | 新サスケと短歌と詩

新サスケと短歌と詩

短歌と詩を公開します。

僕の詩集「僕のソネット」の第Ⅲ部より、以下の作品を載せる。


  休日の朝

     新サスケ


朝おそく雨があがり 日が射す

雀がさえずる

キューイと鳴く鳥もいる

ピシピシピシと鳴くのは鵯だろうか


この町は扇状地の里

家の近くには杉林があって

無花果や柿の季節

庭に小鳥がにぎわう


雉子を見かけたり

山鳩が物干し棹に止まっていたりする

電線に椋鳥かが並ぶ日もある


日が射したので 庭仕事をしなければ

その前に 喫茶店へちょっと

――おや また雨が降り出した