「Doors・6



櫻葉。



パロディ。



Doors』です。

櫻葉さんのお話なのに全然櫻葉さん萌えがなくてごめんなさい。

今回、少しありますよ~。
(あ、でもまだLOVEはないけど)



※櫻葉er(翔ちゃん×雅紀くん)の願望と妄想です。

ご注意下さい。




相葉が作ってくれたカレーはうまかった。


買い置きの肉がなかったから人参、じゃがいも、玉ねぎだけの野菜カレー。

その上に焼いたソーセージと目玉焼きを乗っけてくれてボリュームもあった。


智くんだと肉買い忘れたら普通に肉なしカレーだもんな。

こいつがいてくれたら毎日うまい飯食えるかも....ってダメだダメだ!!

こいつは16なんだぞ?

未成年だし学校どうすんだよ!!

親も心配してるんじゃねぇの?

やっぱ智くん帰って来たら話し合いだな。


ブンブンと頭を振ってうっかり食い物に釣られそうになった自分に喝を入れる。


「ごちそうさまでした」


向かい側でカレーを食い終わった相葉がきっちりと両手を合わせてぺこりと頭を下げた。

すぐに立ち上がって俺が食っていたカレーの皿と重ねてキッチンへ持って行ってすぐに洗い物を始めた。


「あ....いいよ、片付けは俺がやるから」

「ううん大丈夫だよ?これくらい」


洗剤をつけたスポンジで皿を擦り洗いをしている相葉に言うと相葉は笑って言うから

「いや。でも洗い物や洗濯掃除は俺の担当だからさ」

「でもごちそうになったから....」

「作ってくれたじゃん。片付けまでさせらんねぇよ」


って洗い物の取り合いになってしまった。


「....ふっ」

「....くふふ。じゃあ、オレ洗うから」

「俺濯ぐわ」

「ありがとう」


両方とも譲らないから二人で洗い物を片付けていたら智くんが帰って来た。


「ただいまぁ~。ん?何だどした?すっかり仲良しになってんじゃねぇか」


リビングのドアを開けて入って来るなり冷やかし気味に言う。


「なっっ!!/////バ、バカ、そんなんじゃないよ!!」

「あ、お帰りなさい。あの、ごめんなさい勝手に食材使ってお料理しちゃって....」

「ああ、そんなの全然大丈夫だよ気にしないで。逆に助かったよありがとう。いいもんだね、誰かに“お帰り”って言われるのは」

「俺言ってやってるじゃん!!」


何だよ失礼だな。

智くんのやつ、俺だって言ってやってるっつうの!!

....たまにだけどさ。


「智くん手洗いは?ちゃんと洗面所で洗って来いよな!!」

「うんそうするよ♪」


鼻歌を歌いながら手洗いをしに行く智くんの後ろ姿を見ながらはぁ、と短い溜め息を吐く。


横で智くんとのやり取りを聞いていた相葉がくふふ、って笑いながら俺を見上げる。


あれ?おかしな感じだな、並んだら同じくらいか俺の方が少し身長低いかなって感じなのに目線は俺の方が上って、何かのマジックかよ。


目が合った瞬間、相葉はかぁっと頬を赤くした。


え?

今の....何だ?


って、考える間もなく


「あっ、カレー温めなきゃ」


ってカレーの鍋を火にかけてフライパンでソーセージを焼きだした。


「手伝おうか?」

「え?あ、いいよ大丈夫。ありがとう」

「そう....」

 
洗い物も終わったけど、何となく一人だけキッチンから離れるのも気が引けて聞いてみたけど即答された。


「あの、あとはオレやるからあっちで休んでて大丈夫だよ?」


なんてリビングのソファーを指差され、スゴスゴとキッチンから離れた。


「あ~腹減ったなぁ~

「あ、ごめんなさいもう少しで出来ます」

「ん。ありがとう、悪いね」


相葉がキッチンの方から返事をすると智くんは自分の席に座ってカウンターキッチンの中の相葉に目を遣った。


「おっ、きたきた。腹減ってたんだよ~」


相葉が運んできたカレーを目を輝かせて覗き込む。


「ごめんなさい、ソーセージや卵も使っちゃって....」


申し訳なさそうに相葉が言う。

智くんは


「すげぇな、豪華なカレーだ。ほんとにそんなの気にしなくていいんだよ、逆に助かった。今日は会議で遅くなって家に帰って作るとなるといつ飯食えるかもわからないからね」


ってにこにこ笑って答える。


「頂きます」


智くんは両手を合わせてそう言って大きな口を開けてカレーをぱくりと口に入れた。







私のお話っていつも長いですよね汗

他の方のお話だと二話か三話分はあるのかな?(これでも途中で書くのやめた)


もっと簡潔にお話まとめたい....。


文才がほしいガクリ