月並みですけど、今年も終わりですね。 これから大寒波が来るそうです。 

院長室の整理や断捨離をしながら今年を思い出していました。

 

2020年1月から非常勤医師2名に来ていただいて、私の手が回りきらないところを手助けしていただいてます。

 

今年は担当する患者さんの数がどんどん増え、 10月以降、月当たり 110名以上が続いています。

また、今年8月以降は新規担当患者数が毎月15名前後となり、大変忙しくなっておりました。クリニックの現体制としてはそろそろ限界が近いですね。診療の質を維持するために1月からは看護スタッフを1名増員することとなっています。

 

少し振り返ってみると、

コロナのために病院へ行きたくない 入院したくない という方々がとても多く、在宅医療のニーズの高まり を感じました。 それらの方々のたくさんのご紹介やご依頼を96%以上はお受けできましたが3名の方をこちらからお断りせねばなりませんでした。  できるだけ依頼された患者さんを断らずに担当させていただくよう努力しておりますが、距離や病状や施設の問題ですべての方を対応することはできないことに歯がゆさも感じており、できれば改善したいところですが物理的な時間や人手の問題があるのでやはり100%は無理かな と感じています。

 

今年お看取りをさせていただいた方のほとんどは癌の方でした。 痛みが強くて最期まで疼痛コントロールに難渋した方、疼痛はそこそこだが倦怠感が強かった方、吐き気が強かった方、症状は様々でその都度考えながら調べながら真摯に対応しつもりです。 患者様に少しでもお役に立てたでしょうか。 

 

少しだけ癌ではない方のお看取りもさせていただきました。心不全や老衰や肺疾患の方でした。ほとんど苦しみなく終えられた方もおられますし、呼吸苦を感じてらっしゃった方もおられました。 なんともできない時があり、はがゆい思いもありました。

 

来年 2021年も少しでも地域の困っている方々のために、少しでもお役に立てれば と願っております。 コロナの襲来を皆さんが乗り切れることを願ってやみません。どうぞご自愛ください。

 

来年もどうぞよろしくお願いいたします。