花束引き続いて、翌日は東京春音楽祭での東京文化会館 小ホール

というコンサートを配信で見ました。

 

曲目はあまり見慣れない現代曲ばかりが並びます。

 

アメリカラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 op.42[試聴]
ゴドフスキー:《ジャワ組曲(フォノラマ〜ピアノのための音紀行)》より 第4巻 第10曲 クラトン(王宮)にて[試聴]
ガーシュウィン:《ジョージ・ガーシュウィン・ソングブック》より
 私の好きな彼
 ドゥー・ドゥー・ドゥー
 スワニー
 フー・ケアーズ?
 アイ・ガット・リズム
K.S.ソラブジ:
 《100の超絶技巧練習曲》より 第26番 最高に甘く[試聴]
 《3つのパスティーシュ》KSS31 より 第3番 リムスキー=コルサコフの歌劇《サトコ》より「インド商人の歌」によるパスティーシュ[試聴]
G.リゲティ:
 《ムジカ・リチェルカータ》より
  No.8 Vivace. Energico[試聴]
  No.7 Cantabile, molto legato[試聴]
 《ピアノのためのエチュード 第1巻》より 第5曲 虹[試聴]
 《ピアノのためのエチュード 第2巻》より 第10曲 魔法使いの弟子[試聴]
A.ペルト:アリーナのために[試聴]
K.アームストロング:素描のエチュード
武満 徹:雨の樹 素描 II ーオリヴィエ・メシアンの追憶にー[試聴]
 

伝統あるクラシックの殿堂東京文化会館小ホールでのベーゼンドルファーを用いてのコンサートでした。

 

若者のピアニストで、軽い音で、美しい音の持ち主のピアニスト。

 

最近よく弾かれるぺルトのアリーのためにという曲と、次の自作の曲が印象に残りました。楽しそうに弾いていらっしゃったようです。

 

 

ハート東京・春・音楽祭サイトより引用

 

エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトは、古楽の影響を受けて、簡素な和声、シンプルな音律と反復による「ティンティナブリ(鈴の音)様式」を生み出した。1976年に作曲された「アリーナのために」は、そのスタイルを確立した重要な作品。現実のアリーナは、鉄のカーテンによって母と生き別れとなったペルト夫妻の友人の娘の名である。

2017年に作曲された「素描のエチュード」は、新進気鋭の作曲家としても活躍するロサンゼルス生まれのキット・アームストロングのオリジナル作品。ベルリン芸術大学の依頼で2018年メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクールのために書かれたピアノ独奏曲である。初演もそのコンクール参加者によって行なわれた。絵画における素描(スケッチ)のような表現の可能性を、音楽で追求する試みである。

 

古典の曲の味わい深さも良いですが、現代曲は文字通り、現代に作曲された曲で、作曲された背景(曲目解説)が面白いです。