今回の甲斐野央選手の移籍、何かおかしい。一説には、はじめ西武は和田毅選手を山川穂高の人的補償として指名したが、和田が「引退する」といい、焦ってはじめはプロテクトして甲斐野にしたという話も出ている。私がソフトバンクの側ならば、和田も甲斐野もプロテクトしただろう。和田は42歳とはいえ昨年チーム2位の8勝を挙げた投手で、松坂世代では一番キャリアの長い選手で、いざというときベテランの存在は心強い。一方、甲斐野は開幕初日でリリーフし、勝ち投手になり活躍している選手。どちらのプロテクトが外れていてもどうかしている。ソフトバンクが2020年に優勝した時は、ソフトバンクの天下はしばらく続くだろうと思っていた。ところがこの3年間は優勝できず、クライマックスシリーズも制覇できていない。昨年のシーズン最後のロッテ戦、およびクライマックスシリーズのロッテ戦はともにいいところがなく、書面上は非常に僅差の3位だったが、実際はロッテとの実力差を感じざるを得ない3位だった。いや、こんなのだったら、いっそのこと楽天に負けて4位くらいの方がよかっただろうか。まぁ、楽天が4位になったことであの使えない石井一久がやめてくれることになったわけだが。

 

2024年ソフトバンクは修羅場になりそうな気がする。山川がちょっとでもダメならばたたかれることは必至だし、甲斐野が西武で大活躍しようものなら、フロントの無能ぶりはすごいだろう。私は埼玉県民として甲斐野の活躍を期待しますよ!