恥ずかしいのと嬉しいのと。
半々!
でも…好きな人とくっつく事ができて、やっぱ嬉しい。
幸せホルモンがじわじわと出てくる。
動けないでいると、「相葉」と呼ばれた。
「はっ、はいっ!」
「相変わらず可愛いやつ」
か、可愛い?
いつもよりも低めボイスで囁くように言うから、ちょっとゾクっとして、「…ん」と声が出ちゃった。
「さっきも思ったけどさ。相葉って、耳弱いんだな」
「だって…しょーちゃんが触るんだもん」
相変わらず耳元でそんな事言うから、もう恥ずかしくてたまらない。
「……っ!しょ……ちゃん」
な、なんで?
しょーちゃんの顔が近づいてきて、オレの耳を唇で挟むようにした。
「しょーちゃ…」
「黙って」
まるでキスするように、耳をハムハムされ、温かい唇と息づかいがオレを興奮させた。
なんか変な声が出ちゃう。
だんだん身体が溶けていくような感じになる。
気づくと、お湯の中で腰を抱き寄せられていて…。
「しょーちゃん…あのね、オレ」
「…ん?」
キスが耳から首筋に下りてきて、でもがっしりと腰を抱かれてるから、動けなくて。
「オレ、しょーちゃんのこと…」
「喋らないで…」
腰を抱いている手は腰を撫で、反対の手は…。
「うっ…んんっ!!」
お湯の中で力を持ってしまったオレのオレを握っていた。
つづく