君の声が聞こえる10 | 嵐は宝物。相葉雅紀さんは特別な存在。そして、なにわ男子道枝くんを愛でるブログ

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マトリョーシカこと、マトちゃんです。

嵐相葉雅紀さん、なにわ男子道枝駿介くんが大好きです。

櫻葉erを卒業いたしましたが、櫻葉腐小説は残してあります。
嵐は宝物。



前回のお話






面倒くせぇ……。

なんで俺が、合コン?



「櫻井!こっちこっち!さとみちゃんの横!」

なぜか張り切る、同期の藤井が…

ウザい…。


今日は相手は、保育士なんだってよ。

キョーミねぇけど。

俺が興味あるのは、相葉くん……

いや、マサキだけ。


「櫻井さん、どうしたんですかぁ〜

さっきまで、超イケメン てて

怖いくらいだったのにぃ〜」

この語尾伸ばすの、何とかならなねぇか?


「急にニヤニヤしてぇ〜

櫻井さん、可愛いくないですかぁ?」

何だこいつ…。

藤井に助けを求めたけど、ニヤッと笑ってあっち行っちゃうし。

なんだよ、なんだよ。


「櫻井さん、さとみって料理が得意なんですよ〜」

ねぇー?って横から、話しかける。


「へぇ、そうなの?」

ここは営業スマイルで、合わせておこう。

もう、キャッキャ言ってて面倒くさい。

俺は、あの落ち着いた、

内面からにじみ出るような、

優しくて温かい笑顔が、いいんだ!


「今度、食べてくださいよぉ〜」

「あぁ」


マサキ、待ってるかな。

“今日遅くなる” って言ったら、

“その後には…会えないの?” って。

可愛い事、言うんだよ。


「じゃあ、日曜うちに来ませんか?」

「いいよ」


遅くなっても会いたいなんて……。

くぅ〜、くそ可愛いな…。


「本当ですかぁ〜?」

「さとみ、やったじゃん!」

「えっ?」

「何が好きですかぁ〜?さとみ、何でも作っちゃいますぅ〜」

「えっ?いやっ、あの…」


やっべ。

マサキの事考えてたら、相手間違えて返事しちゃったよ。


「いや、あのさっ、その日は俺……」

と、断ろうとしたら、

何故か関係ない、周りの女子が

“酷ーい”

“さっき、いいよ、って言ったのにぃ”


と、煩く騒ぎ立てる。


「どうした?櫻井」

藤井が来て、隣に座る。

ピーチクパーチク、女子が事のいきさつを話す。


「それは櫻井が悪いな」

「はーーー?」

こいつらの、肩持つのかよ!


「じゃあさ、俺と…のぞみちゃんも一緒ならいいだろ?なっ?」

隣の女も誘う。


「なっ、なに……」

「頼むよ…俺、のぞみちゃん狙いなんだよ」

小声で言った。

益々、はーーー⁇だったけど…。

何だか収拾つかないし、

藤井の“頼むよ〜”攻撃に負けてしまい、

俺は、行きたくもない女んちに行って、

食いたくもない手料理を…

食べる事に…

なりそうだ。






早く帰って、マサキで癒されよう。




つづく