海洋天堂を観て | マサキング子育て奮闘記 ‐自閉症スペクトラムの息子を抱える父親の日記‐
2011年04月05日 23時28分48秒

海洋天堂を観て

テーマ:海洋天堂
今日は映画『海洋天堂』の試写会に参加させて頂きました。
本来なら、4月3日に世界自閉症啓発デーのイベントとして、日本発達障害ネットワークが主催するイベントで鑑賞会が行われる予定でしたが、震災の影響により残念ながら中止となってしまいました。

今回の試写会はマスコミ向け試写会として、配給会社のクレストインターナショナル社が開催しました。

実はこの試写会へボクが招待されたのは、別件でクレストインターナショナル社よりあるご依頼をされている事もあり、また先日の世界自閉症啓発デーのイベントが中止となったことにより、配給会社のご厚意で招待されました。
詳しい経緯についてはまた改めて書きますが、業務的な関係もあり参加させて頂きました。

このブログでも何度も取り上げている海洋天堂
つい先日、日本語のオフィシャルサイトが正式に公開されました。
海洋天堂オフィシャルホームページ

http://www.kaiyoutendo.com/



内容はご存じの通り、自閉症の1人息子とその父親の父子家庭の2人の物語。
自閉症の息子は21歳のターフー。そしてその父親のワン・シンチョン。
ワン・シンチョンはアクションスターとしても有名なジェット・リー。
ジェット・リーは国際的な俳優ですが、この海洋天堂の脚本を読んで大泣きするほど感動して、自身初となるアクションなし、しかもノーギャラでの出演を決意したという映画です。

詳しいことはオフィシャルサイトをご覧ください。
ボクがこの映画を観た感想として・・・
この映画は絶対に観てほしい!
特に発達障害の息子を抱える父親の方には是非観て頂きたい映画です。

まずは観たばかりの気持ちを自分のTwitterでも書いていますのでそれを引用します。

自閉症をテーマにした映画『海洋天堂』のマスコミ向け試写会に参加☆配給会社のご厚意によりご招待頂いた。感動で言葉が出ない。素晴らしい映画だ☆

自閉症をテーマにした映画は色々と観ているが、特殊なサヴァンを描いたものや自閉症理解の教育的なものが多い。その中で海洋天堂は自閉症の負の部分を社会性の基にリアルに描かれている。観た人がその自分の置かれている立場ごとに答えが出る映画だろう。

海洋天堂は自閉症や発達障害を抱える父親には是非とも観てほしい映画。子育ての主役である母親が居ない父子家庭の状態で子の将来、療育、家事の世話を抱え、最後の頼みの綱である自分がガンを宣告された悲壮感。でも悲しむ時間すら残されていない責任の重み。考えさせられる映画。

今までの自閉症をテーマにした映画は数々ありますが、特殊なサヴァンを題材にした物や、また教育題材の一環としてつくられているような物が多いですが、この映画は全く違います。
自閉症という障害による「負」の部分が、かなりリアルに描かれています。

またこの場所が中国という環境であること。
ボクも幾度となく中国を訪れていますが、中国という国は障害に関する社会保障制度は、全くと言っていいほどありません。これから中国では自閉症や発達障害に関しての社会保障が確立されていくでしょう。
それで考えるとこの映画は多分、中国では5年後位に「あの時期にもう自閉症の負の部分を描いていたのか」と、後々に評価されてくる映画なのでは?と感じました。

日本では全く考えられない環境の中で、知的延滞を煩う自閉症の子どもを、たった1人の父親が自分の病気と闘い息子の将来の為に、残りの人生を掛けて必死に息子の居場所を探すというもの。
社会の土台が自閉症を理解していない。その環境下の中で愛おしい我が子を1人残して死ななければならない父親の心の内側をリアルに描いたストーリーです。
たった1人。母親も居ない状態で重度の自閉症の子どもを抱えている。そして社会保障制度や強力者や理解者など皆無に等しい状態。そして、自分が末期ガンになり、死ぬことが間近に迫っている。

この状況で自分が残りの余生で何ができるか?
こう考えた時に、この映画があまりにも父親としての責任という現実を突きつけた気がしました。
1つ1つのセリフが自分の心の中にある思いを言葉に代えていくような思い。

ジェット・リーのセリフの度に涙を流してしまいました。
数々の感動したセリフ。これに関してはまた後日書きたいと思います。
絶対にこの映画を観ることをお奨めします。

マサキングさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス