最近、レッスンをしていると新しい発見が目白押しです。


例えば…

クラシック畑とポップス畑のリズム感の違いが明白になりつつあります。


まず、1小節(4/4)のリズムの捉え方は…

クラシックは前半をゆったりと取り、後半はその分加速する傾向があります。

ポップスは4拍を均等に取ります。


楽譜に対するアプローチは…

クラシックが割りと近め、ポップスは割りと遠めで見ています。

言い換えると、クラシックは1小節ずつしっかりと大事に演奏し、ポップスは曲全体の流れを重視します。


打楽器の役割を見ると…

クラシックの打楽器は、オーケストラを料理に例えた場合の調味料でしょう。

ポップスのドラムは、車で例えるならばエンジン、人間で例えるならば心臓でしょう。

リズムをメインで扱う同じ立場ですが、基本姿勢が異なります。


このように様々な角度から見ていくと、両者のリズム感の相違が明らかになっていきます。


自分自身も10歳からクラシックを体感し、15歳からロックに目覚めた打楽器奏者なので、このテーマはとても興味があります。


音楽ジャンルのボーダーレスが定着している現代の音楽シーンなので、この違いで苦労している方はけっこういると思います。


そんな方々のお役に立てるように、このテーマを何とかまとめていきたいと考え始めた今日この頃です☆