033. COLT MODEL 1861 (Vol.3)

 

 

                

 

 

今回はモデル1861通称61ネービーなのですが、その名の通り1861年に発表されたモデルで、前年に発表されたモデル1860通称60アーミーの後継機として流麗なバレルデザインを残しつつサイズを51ネービーに戻した作品になります。数多いコルト・リボルバーのなかでもその美しさにおいて1・2を争う傑作機なのですが、コルトの工場火災などの影響でそこまで販売数は伸びなかったようです。

 

 

モデルガンはおなじみのCAWさんのもので僕の手に入れたモデルはHW製木製のグリップ付きでバックストラップとトリガー・ガードは真鍮ではなく通常の亜鉛製のものでした。

 

 

       

 

 ちなみにこちらが購入時の現物画像です。シリンダーも彫刻無しでかなりそっけない印象です。

 

 

 

        

 

 実銃の画像を見るとBSとTGはやはり真鍮製のものが主流のようですし、シリンダーも彫刻入りみたいなので、そのあたりをいつものように交換しました。ただ僕の付け替えたトリガー・ガードは51ネービーの3rdモデルのものなので4thモデルの形状よりだいぶ小ぶりになっています。実銃の61ネービーは4thモデル(下)の大きさが標準のようなのでいつか4thモデルのTGを手に入れたら交換したいと思っています。実はバックストラップの形状も3rdモデルと4thでは微妙に違うみたいで上の木グリは4th用のものを3rdタイプに無理やりつけてあるので何か所かずれがあるのがわかると思います。こちらも将来的にはちゃんと直したいと思っています。

 

 

単独で見ると非常によく似ている60アーミーと61ネービーなので、実際にならべて比較しましょう。

 

 

      

 

左51ネービー、中央61ネービー、右60アーミーです。60アーミーのグリップがだいぶ大きいのはわかりやすいですが、実際にはバレルの形状やフレームの形状など全面的に違いがあることに気が付きます。

 

 

 

     

 

 51ネービーの3rdモデルと並べるとバレル以外はそっくり(当たり前ですね・・^^;)

 

 

 

       

 

61ネービー(左)の翌年発表された62ポリス(右)。よく似た形状ですがサイズがまったくちがうので61ネービーからの改造が無理なことがわかっていただけると思います。

 

 

 

      

 

 ブルーイングしたバレルとケースハードゥン風仕上げにしたローディング・レバー。フロント・サイトがバレルと一体なのが気になりますが、ここも次回登場までには真鍮に換えるか、塗装による修正を加えたいと思います。

 

 

      

 

 ちょっとわかりにくいですが、フレームはいつものように疑似ケース・ハードゥン、ハンマーもそれっぽく仕上げなおしました。

 

 

 

      

 

 だいぶ前から気になっていたアルゴ舎さんのパーカッション・リボルバー・ケース。

本来同社がニノの冒険のハンドガンとして水鉄砲の51ネービー風を発表したときに専用ケースとして販売されたものですが、その重厚なつくりはむしろモデルガンを収納する方が適しているように思うので今回購入させていただきました。一見一枚板のような天板なのですが素材はMDFという合成材で表面には薄い板材が貼られているのですが、安っぽさはなくかなり気に入っています。

 

 

       

 

内部の別珍の仕切りもきれいに出来ています。今回は今まで出てきていないオール・ゴールドタイプのフラスコとモールドを添えてみました。

 

 

 

       

 

 本来ケースには鍵が欲しいところですが、僕が良く造るパッチン止めよりはこちらの方が古い感じがでるのでいいかもしれません。

 

 

 

       

 

 以上本来はバックストラップやトリガー・ガードをきちんと揃えてからアップすべきモデルでしたがせっかちな性格上我慢できずに発表してしまいました。

 

 

         というわけでとりあえずの61ネービーでした。

 

 

 

 

 

 

                        次回はM1862ポリスです。