母の過去 441 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

441
 
M銀行JR奈良駅前支店で若い行員の方と支店長に保険に加入していただき
営業所に帰ると胃潰瘍で入院されていた社長から
電話があった事を事務員さんに聞き
母は今の時代のように便利な
携帯電話がないから自分の机のプッシュホン電話を
重い空気の謎が解けるのかと?
期待でパンパン膨れ上がった胸が
邪魔になりますが、
人差し指に全神経を集中して電光石火の速さで
ボタンを押します。
全神経を集中しても焦っているから番号を間違ってしまいます。
深呼吸を3回もすると
今度はアドレス帳をじっくりと見ながら
胃潰瘍で入院されていた社長にプッシュホン回線の
電話をこれでもかと言うほど
慎重にかけます。
呼び出し音が三回も鳴ると事務員さんが
電話に出られて母は胃潰瘍で入院されていた社長を
お願いしますと言うと
事務員さんの返事は30分ほど前に
外に出て行きましたです。
ガックリした母は電話があった事をお伝えくださいと
電話機に頭を下げながら言うのです。
これで重い空気の謎が解けると思っていたのですが、
期待だけで終わりガックリするかと思えば
直ぐに支部長に今月の奈良県全体のセールスレディー約800人の
成績を聞くのです。
母が知りたくてもPCもない時代に聞けば母の望む
成績をPCをクリックすれば直ぐに見る事は出来ません。
そんな時代ではないのです。
それを解っていても母は自分の成績が知りたかったのです。
奈良県全体のセールスレディーは約800人いますが、
10位以内でも9位では1位とは天国と地獄なのです。
僕なら10位以内ならどちらも天国と思いますが、
向上心の強い母は僕とは違うのです。
この時は10位以内でも
せめて5位以内に食い込みたいと考えていたのです。

 

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