母の過去 440 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

440
 
M銀行に到着すると直ぐに若い女の行員方に
支店長室に案内され
入ると聞かなければいけない事があります!
それを聞かなければ口の中で暴れているムズムズ虫が
おさまりません。
そう!どうして今になり支店長が
保険に加入してくださるのかと言う事です。
能天気な母も支店長の顔を拝見すると
聞く必要がないとは解っていますが、
口の中で静かにしていたムズムズ虫が騒ぎ始めます。
もうこうなれば、気になりだすと聞かなくても良い事まで
聞いてしまう性格なのです。
支店長は苦笑いをして他の支店長が
母に入っているのに初めてのM銀行の取引先の
自分が入っていないのはおかしいと思ったからだと
言われただけです。
いくら能天気な母もこれは1000%嘘だと解りますが、
それ以上は聞く事が失礼な事も1%ぐらいは解ります。
支店長が内線電話で若い行員の方を呼ばれ
保険の契約書にサインをされている時も
ムズムズ虫が騒ぎますが、
母も必死でこらえます。
支店長にも契約書にサインをいただき
何時ものように説明をしようとすると、
何時ものように
信用してますからの一言で説明は支払い金額と
入院時の特約だけです。
2分で説明は終わります。
これで奈良県全体のセールスレディー約800人の
ベストテンは確実だと思うと自然と顔がにやけます。
そしてこれもM銀行では何時ものように
当たり前の世間話が始まります。
すると以前に工務店の社長に言われた事と
同じ事を支店長が言われるのです。
何処かでお客様を集めて雑談でもしてもらうと
和が広がり成績が良くなるのではと
言われたのです。
母も忘れていた訳ではありません!
それが出来れば最高ですが、
どうすれば良いのか解らないだけなのです。
支店長に言われた事を心に重く受け止め
重い空気の事は忘れる事にしてM銀行を後にしました。
営業所に帰ると胃潰瘍で入院されていた社長から
電話があった事を事務員さんに言われ
直ぐに掛けなおしたのです。
もしかすると忘れようとしている重い空気の事が解るのではと
期待で胸がパンパンに膨らみます。
 

 

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