やっとウィドースペアが発売です。待っていたぞ。
コイツが手元に来るまで半年くらいスペアボールが無い状態だった僕。シングルピンのスペアならリアクティブの3回転リリースで全く問題無かったんですが、どうしてもスペアボールじゃないとスプリットが取れない。やっぱりスペアボール大事。
ハードポリエステルという事で、使用感はどうなのか。
【カバー】
ポリエステル
カタログのカバーストック表記はポリエステルと書かれているだけですが、詳細コメントにある通り従来のポリエステルより硬度が高いハードポリエステルという素材が使用されています。
硬度が高いおかげで従来のポリエステルよりも摩擦が少なくて直進性が高いという特徴があります。
色も好みが分かれる感じではなくて良いんじゃないでしょうか。
ラメが多めですが、これはカタログによると摩擦を軽減する特殊スパークル素材とのこと。
【コア】
BULLET
ブランズウィック製はパンケーキじゃなくブレットコアというコアが入ってます。
多分パンケーキより曲がるんじゃないかな、このコア。
曲がるといってもストレートに見える中での誤差の範囲内みたいなもの。曲がらないコアという認識で大丈夫。
細かい事は気にしない。
【所感】
第一印象としては曲がらないボールというのが一番に感じました。
これは一投目では使い物になりません。
・スキッドは全ボール中一番長いです。
ピンに当たるまで曲がりません。ずっとスキッドです。
・ブレーキ感は皆無です。
基本的にずっとスキッドです。
・バックエンドも皆無です。
なんせずっとスキッドしてるので。
・オイルへの強さは下の下の下、キングオブ下。
レーンメンテ担当者が間違えてメンテマシンをクリーニングオンリーの設定でメンテしてしまってオイルが一切無い競技会では最初から最後までこれ1個で投げ切れます。
半年くらいポリエステルを持っていなかった僕にとってはどんなリアクティブのボールよりスコアが上がるボールでした。
さすがレジェンドスターが誇るブラックウィドーの名を持つスペアボール。
ハードポリエステルや特殊スパークル素材の効果はどうなのかというと、確かに全然曲がらんので良い感じなのでは?って感じ。
オイルが短かったり少なかったりする時って、スペアボールでもゆる~~~く曲がる事ありますよね。そんな感じの時にこのボールは「あれ?曲がる?」って雰囲気が一瞬出るんですが、その瞬間以降曲がりません。一瞬キャッチするフリするというか。まあ曲がりません。
その代わりエッジで引っかかる事もありません。ハードポリエステルを投げたことが無い僕はその曲がらなさを経験した事無かったので人生で初めて自発的に10ピンの練習しました。
【用途・適正】
・オイルパターンを問わずシングルピンのカバーから精密なコントロールを要求されるスプリットまで、曲がりを必要としないスペアの全てをこなせます。その場合のピンアクションも、ピンに当たれば100%必ずピンを倒すという文句無しの性能。
・スポーツコンディションのトーナメントからハウスコンディションまで、どんなオイル量、どんな状況でも必ず必要になるボールです。
2投目なら大半イケる。その対応力の高さはスピードDBPやパラゴンハイブリッドをも上回ります。
・ラインナップではスペア用として確固たる地位でボウリングバッグ内の一カ所を埋めます。
代わりになるボールは無く、ボウラーからはレーンコンディションに左右されないボールとして一番信頼されます。
・あと、当然ですが曲がりを必要としないスペアの時にスペアボールを投げると1投目のリアクティブを投げる回数が減る事になるので、リアクティブの寿命も伸びます。
難しいコンディションの時に予想外のボールの動きによるミスを減らす事にもなるので、スペアボールで右のピンも左のピンも取れるように練習しておくといいかもね。
・ストローカータイプにとってはスペア用として非常に信頼されるボールとなります。
・ハイレブタイプにとってはスペア用として非常に信頼されるボールとなります。
【総括】
スペアボールです。