https://youtu.be/B9ogznlnEFM


 



 

プーマです。

昔あったみたいですね。

さすがに当時のプーマは分からぬ。

 

このボールはハンマーブランドで言うローハンマー的な位置づけのボールです。

一番下のボール。

 

エボナイトではスティンガーパールが走り系のボールとして非常に優秀でしたが、プーマはよりドライな状況に対応する走りの強いボールです。

 

 

 

カバーはGB10.7 Pearlです。10.7のパールってだけでテンション上がります。

GB10.7は旧エボナイト時代にターボRで使用されていたカバーですが、多分ちょっと変わっている気はします。

ターボRは結構しっかり止まってしっかり向くボールでしたが、コアが違うとはいえプーマはかなり軽快かつスムーズな動きです。

 

コアは専用のニューコアです。

RG2.525 ΔRG0.036

カバーのおかげなのか、かなりスムーズで角が出ない動きです。

軽快でシャープなバックエンドでもあり、非常に良い仕事をするコアです。

 

 

 

投げた印象としては、非常に軽快なスキッド感がまず好印象です。

そしてドライエリアのキャッチやバックエンドに関しては一貫して角が立たずオイルの濃淡や段差に対して過敏な反応を見せません。

バックエンドも、角が出ないながらもシャープさを持ったものとなっています。

 

全体的に軽くスムーズな印象で、巷でボールの性能を表す言葉として「スキッド&スナップ」という表現がありますが、このプーマはまさにそのような性能でした。

 

このプーマの優れた点はその長いスキッドやスムーズかつシャープな動きに、カバーやコアが弱いボール特有の不安定さが無い事です。

 

オイルへの弱さやスキッドの長さの割に不安定さが無いという特長はローハンマーでもありました。

そこでローハンマーとの比較ですが、

(ローハンマーに対して)

・スキッドが軽くて長い

・スキッド中盤の転がりが控えめ

・バックエンドの動き幅が大きい

 

って感じでしょうか。

どちらが優れているとかは無いです。

どちらかというと動きの系統はスティンガーパールに近いタイプのボールです。

で、スティンガーパールよりドライな状況にも対応するって感じ。


プーマは先の動き

ローハンマーは手前の安定感

同じオイルレンジに対応する中でも性能が異なりますね。

 

 

 

プーマは走りと先の動きが強い分、回転力の少ないタイプのボウラーでもインサイドに寄りやすいと思います。

 

ローハンマーはハイレブタイプにとって安定感の高さが重宝するでしょう。

 

 

 

ラインナップ内では1番下のボールですね。

ただ、コンディションや球質によってはミディアムコンディションにも対応出来ると思います。

僕だと23mlくらいのオイル量でも十分投げれます。


他のボールの記事や評価でも書いた事ありますが、このクラスのボールはピンアクションが多少硬くても仕方ない的な評価をされる事があります。

このプーマは全くそんな事思わず、むしろめちゃくちゃピンアクションの良いボールに思います。


この手のボールは走りが良いので手前で余計なパワーロスが極めて少なく、その結果先の動きが良くなります。

それはピンを飛ばすための強さもレーン奥までしっかり温存されてるという事なのでこの高評価に繋がっています。




プーマで対応出来る状況で適切に使う事さえ出来ればこのボールに死角は無いように思います。

そしてその対応する状況もミディアム以下のオイルレンジで幅広く、非常に出番も多いです。




結論としてミディアム以下のコンディションに対応するボールとしては文句の付けようが無いボールです。

メインボールという用途ではありませんが、いくら調子良く投げてようが必ず訪れるオイルが足りないという状況。

そのような時に非常に頼れるボールです。