このボールはゲームブレイカーシリーズに搭載されているEnhanced V2コアを非対称コアとしてモディファイした、V2 Asymmetricalというコアが搭載されています。
これが一番の注目すべき点だと思います。
カバーはGB12.0 Pearl。
中くらいの強さのカバーですね。
非対称になったV2 Asymmetricalコアと組み合わせる事で攻撃的な動きになる事が予想出来ます。
で、そもそも非対称のコアになる事で具体的にどこがどう変わるのかなんですが、一般的には、
ボール軌道の中で、動きが強調されるポイントが出来る
ですかねー。ざっくり分かりやすく共通する点としては。
語り出したら明日になるので細かい解説は省きます。
正直各コア全然違うのでコレってのはあんま無いです。
軌道の中で動きが強調されるというのは、これはレイアウトや投げるパターンの長さにもよりますが・・・やっぱり語り出したら明日になりますのでやめときます。
まぁ、そのボールの動きのイメージを印象付けるようなポイントが出来るという事です。
じゃあ対称コアではそういうポイントは無いのかと言われるとそうでもないんですが、明日になるのでやめときます。
例えばワンはキレ感があるとか、オブセッションはやや丸くて高トラクション・高持続なバックエンドとか
じゃあ今回のニューゲームブレイカーはどうなんだって事ですが、
バックエンドを攻撃的にする意図が汲み取れるような動きでした。
カバーのGB12.0 Pearlは、強さとしては上にも書いたように中くらいです。
現在のエボナイトブランド内では似た強さのカバーはあんまり無いので、ちょうど空いてた穴を埋めた形になります。
初代アリュールが強さとしては近いかな、といった感じ。
中くらいの強さのパールは出番の多いカバーなので嬉しいですね。
コアのV2 AsymmetricalはベースのコアであるEnhanced V2に比べて低RG・高ディファレンシャルとなっています。
フレア幅も広がりましたね。
投げた印象としては、簡単に言えば「走ってキレるボール」寄りになった印象です。
今までのゲームブレイカーシリーズは転がり感が強くてコントロール性能が非常に高い印象でしたので、割と大きな変化です。
スキッドはすっきりと直線的に走り、しっかり止まってしっかり向きを変えます。
過去にもゲームブレイカー3パールというボールがあり、これもパールカバーらしい動きでゲームブレイカーシリーズの中では攻撃的な部類のボールでした。
でもやはり今回のゲームブレイカーはそれとも違う印象です。
バックエンドはキレ感を感じるものの、暴れるような事は無くて扱いやすい動きです。
キレて扱いやすいとはどういう事かというと、
・曲がり角度に過不足がなく丁度良い点、
・曲がりの持続力が過剰でない点、
・カバーの摩擦力だけでなく、軸移動とリンクされた動きである点
がこのボールの曲がりの性質として挙げられます。
僕が重要だと思ってるのは曲がりの持続力です。
キレて持続力が高いと暴れに繋がりやすく、一見派手で気持ちの良い動きではありますが汎用性が損なわれてしまう場合が多くあります。
その点、このボールはコントロールが十分可能なリアクションの範囲内で攻撃的な動きを出せるバランスの良い仕上がりになっています。
ゲームブレイカーアシンメトリー、僕のラインナップ内ではメイン~ちょい下くらいです。
用途としてはインサイドのオイルを使用してタイト気味なラインで有効に使用出来そうです。
先のキレを活かすのであればワイド過ぎないライン取りが合うと思います。
また、はっきりとした動きの割にポケットへの収まりが良いのでアウトサイドでのライン取りも安定して攻める事が出来ます。
これはストローカータイプには非常に合う性能かと思います。
全体的に従来のゲームブレイカーシリーズでは見せなかった面が表れておりますが、スコアメイクにおいて優れた性能を持つ実戦的なボールという点ではやはりゲームブレイカーだな、という感じです。