ハンマーの新しいシリーズ、オブセッションは『オブセッション』と『オブセッション ツアー』の2種同時発売となります。
オブセッションをベースにカバーの変更、コアのモディファイによって性格、用途の異なる仕上がりになったのがオブセッションツアーです。
今回はオブセッションを紹介します。
ニューカバー、ニューコアの全く新しいボールとなります。
カバーに関してはエボナイトの技術を取り入れたカバーとの事です。
ハンマーブランドで一番オイルに強いカバーです。
投げ手としての印象は、旧エボナイトカバーの性能をそのまま再現してるというより、CFIカバーを筆頭としたブランズウィック工場では今まで技術的に取り入れられなかった部分が取り入れられたのかなって感じです。
CFIカバーという事でピンアクションも今までより一段上かなと思います。
これからはさらにエボナイトとブランズウィック双方の技術を良いとこ取りした優れた製品が世に出て行くのではないかと思います。
コアもニューコア。
手前も先も強い転がりで、持続的な曲がりです。
ちょっとアークな曲がり形状ですが、戻り感が不足する程アークでもなく扱いやすい動きです。
個人的にはCB-2コアをもっとスムーズにしたような印象。CB-2は旧エボナイトのインパクトやドラスティックフュージョン、オナー、ピボット等のコアですね。大好きなコアなので復活して欲しい。
投げた印象ですが、ドライに当てるとしっかり止まりますが持続的に寄り続ける動きです。
オイルを使うと素直に走り、柔らかく切れ込みます。
これだけ強いカバーとコアのソリッドをドライに当てても先でタレずにちゃんと動き続けるというのは凄い事だと思います。
ヘビーなオイルコンディションでアウトサイドの引っ掛かりを頼りにライン取りする場合、ロングコンディションでタイトに投げる場合等、曲がりが出にくいコンディション・幅を取らないで投げる状況に特にマッチするかと思います。
勿論幅を取っても持続的な曲がりによりピンアクションの良さが維持されるので良いかと思います。
暴れないボールなのでハイレブ系にもとても扱いやすいです。
最近はブラックウィドー2.0も発売されてましたし、強いソリッドのボールがみんな良くて非常に悩ましい事になってますね。
個人的にはオブセッションは丸くて強くて安定型なので幅を大きく取らない状況に向き、ブラックウィドーは先が動いてアグレッシブなので幅を取る状況に向くように思います。
あと、オブセッションに限りませんが表面加工は自分の用途や望む動きに合う番手を積極的に探してみてください。
これは工場が変わった事で箱出しの表面仕上げも工場の特色が出ているからです。
ブランズウィック工場はサンディング仕上げでも割とスムーズな表面をしており、性能としては扱いやすさに対して恩恵が感じられます。
ですが改めて自分で表面加工をするとさらに違う性能も感じられますので、試してみてください。
特にソリッドのボールで、もーちょい曲がり幅が欲しいなんて時は1000〜2000番のアブラロンでサンディングすると良いです。
僕はリデンプションソリッドで、結構おとなしいなーって思って2000番当てたらめっちゃ動くようになりました。
以上でーす。