総務省統計局が
消費者物価指数(CPI)の 10月分 を 11月25日 に発表しました。
10月の消費者物価指数【前年同月比】
CPI________________ 0.1(消費者物価指数)
コアCPI__________-0.4(生鮮食品を除く総合)
コアコアCPI_____ 0.2(食料及びエネルギーを除く)
引用:総務省
CPI________________ 0.1(消費者物価指数)
コアCPI__________-0.4(生鮮食品を除く総合)
コアコアCPI_____ 0.2(食料及びエネルギーを除く)
引用:総務省
先月の記事にある消費者物価指数で解説した通り
コアCPI以外はプラスに転じたようです。
主に食材の価格高騰が原因ですが
その煽りが11月も及んでいるのでしょうか。
11月の東京の消費者物価指数を載せた表を掲載します。
物価指数
11月の東京の消費者物価指数は、0.5まで回復しています。
ただ、あくまで食材の不作による影響ですので
この物価上昇による価格変動が
経営者さんの利益になっているかは怪しい所です。
トランプ旋風は、日本の追い風となるか・・・
デフレ脱却に追い風となるのが為替だと思います。
アメリカ大統領選でトランプが勝利した事で
為替相場は円安へと向かっています。
表にある名目GDP民間消費ですが
完全にブレーキがかかっており景気が冷え込んでいると言えます。
つまり、消費主導のインフレではなく
コストプッシュインフレで推移していく可能性が高いです。
円安で株式相場は活気を取り戻しておりますが
実体経済を押し上げる効果としては期待できないでしょう。
誰でもピン!とくるはず・・・インフレになると・・・
しかし、一方でインフレになると誰もが予想しやすい場面でもあります。
実体経済を押し上げるには、需給ギャップの改善が必要です。
「労働需要の逼迫→賃金引き上げ→物価上昇」
というプロセスをインフレになる予想により促進させる可能性もあります。
労働者は消費者の側面を持ちますので
景気の刺激には若干時間が必要ですが
賃上げから、うまくいけば景気にも影響して
実体経済に良い影響を与えるというシナリオを期待しています。
デフレ脱却と実体経済とわが国の成長 これが大事!
実体経済に良い影響を及ぼしながらデフレ脱却を実現し
わが国の経済成長につなげていってほしいと思っています。
トランプ勝利からの
まさかのチャンスを日本は勝ち取ってほしい。